【チケプレ!】名古屋の若手劇団 廃墟文藝部 本公演「アナウメ」が10月13から千種文化小劇場で上演

廃墟文藝部第参回本公演「小説家の檻」舞台写真より
名古屋の若手劇団 廃墟文藝部の最新作「アナウメ」が10月13日から千種文化小劇場にて上演される。
廃墟文藝部は脚本家 後藤章大を主宰とし、名古屋市の小劇場を中心に演劇活動をおこなっている。劇団のコンセプトとしては、一人称小説のような【誰かの視点から見た世界】を表現した演劇をおこなっている。
劇団内で脚本、音楽、映像等を創作することにより、相互に影響を与え合い常に新しい表現を追求し、独自の世界観を表現している。
また、演劇以外の活動も積極的に行っており、2014年8月には、ノベルゲームのべるちゃんにて「ちょこれーとぷらねっと」を公開し「第一回のべるちゃんコンテスト ユーザー賞」を受賞。
2017年8月には上演作品をリメイクした「モノカキ」が映像作品のコンテストである第6回クォータースターコンテストの「8月の☆作品」に選ばれた。今後の活動に注目が集まる。
そんな廃墟文藝部の最新作「アナウメ」が10月13日から名古屋の千種文化小劇場にて上演される。
動画は「アナウメ」のPV映像。
舞台は山奥の小さな洋館。人気のない寂れた別荘地にあるその洋館の庭には枯れた”井戸”がポツンと立つ。
洋館に住むのは1組の夫婦。どこかくたびれて見える翻訳家の男性。男は女の作品の翻訳を主にしている。そんな彼らには秘密があった。女は性的な事だけ記憶ができないのだ。彼らは毎晩のようにセックスをする。しかし朝起きると女はその記憶だけを飛ばしている。
ある日夫婦の家に、妻の妹が訪ねてくる。彼女は翻訳家の男に秘密を語る。自分の姉は、今までに何度も男と肌を重ねてきた。そしてその度に忘れてきた。あなたが初めてなのではないと。その晩、行為の最中、相変わらずセックスの記憶だけできない妻を男は殴ってしまう。しかし朝起きれば彼女はそのことを覚えていない。絶望に沈む男。しかしそれから一週間後、急に妻は夜のことも記憶ができるようになる。彼女は妊娠をしていた。
作品を作りながら、なんとか何かを分かりたいといつも思っていたのですが、最近になって、何かを分かりたいなんて言う気持ちもエゴなどではないかと思い始めました。
なので今回は分からないことを描く芝居です。
不条理を、非合理を、無意味を書けたらと思っています。
深い深い穴の底を覗きに見に来てくれた幸いです。
本作のチケット引換券をプレゼントします!
日時:2017年10月14日(土) の 14:00の回
「観たい!」と思った方は以下のフォームからご応募ください!
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(文:エントレ編集部)
廃墟文藝部 第四回本公演 「アナウメ」
【脚本/演出】後藤 章大
【作曲】いちろー
【出演】八代将弥(room16)、池場未有、山川美咲(フリー)、仲田瑠水、瀧川ひかる、伊藤文乃(オレンヂスタ)、近藤綾香(フリー)、常住奈緒(フリー)、な花(フリー)、丹羽 美由希(フリー)、畠山千広(名古屋大学劇団新生)、福田真也(劇団バッカスの水族館) 、藤倉しおり(愛知教育大学演劇部劇団把゜夢)、宮田頌子(オレンヂスタ)
2017年10月13日(金)~10月15日(日) / 千種文化小劇 ( ちくさ座 )
公式サイト
廃墟文藝部 最新作「アナウメ」
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