2017.9.8

観客が判決を決める!? 鮮烈な法廷劇「TERROR -テロ-」2018年1月 東京・兵庫で上演



舞台「TERROR -テロ-」出演者
舞台「TERROR -テロ-」出演者
 

法廷劇「TERROR -テロ-」が2018年1月16日(火)から紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYAで上演される。橋爪功、神野三鈴らが出演。

 
本作はリーガルサスペンス作家、シーラッハが初めて書いた戯曲。

ハイジャックされた164人乗りの旅客機の行き先は、7万人収容のサッカースタジアム。7万人を救うために空軍少佐は旅客機を追撃した。
有罪か、それとも無罪か。

登場人物が知力を傾けて問いかけ、主張したこの法廷の行方を、客席にいる観客の投票によって決するという仕掛けだ。

 
弁護士役は橋爪功、検察官役は神野三鈴が演じるほか、今井朋彦、松下洸平、前田亜季、堀部圭亮、原田大輔が出演する。
演出は、森新太郎が手掛ける。

 

STORY

2013年7月26日、ドイツ上空で民間旅客機がハイジャックされた。犯人であるテロリストたちは、7 万人が熱狂しているサッカースタジアムに飛行機を墜落させて多数の命を奪うと共に、世界的なニュースになることを目論んでいた。
しかし、緊急発進したラース・コッホ空軍少佐は、独断でこの旅客機を撃墜する。
乗客 164 名の命を奪って、7万人の観客の命を守った彼は英雄なのか、犯罪者なのか。裁判は民間人が評決に参加する参審裁判に委ねられる。検察官による論告、弁護士による最終弁論を経て、判決は一般の参審員(観客)が決めることとなる。観客の評決によって、無罪と有罪の二通りの結末を持つ衝撃の法廷劇。

 

森新太郎(演出)

かの『ヴェニスの商人』をはじめ、古今東西、裁判を扱った芝居は数多くあるが、シーラッハの『テロ』は中でも異色、観客に傍観者たることを許さないという点において、その緊迫感は群を抜いている。法を信ずるべきか、良心を信ずるべきか、そんな問いをとことん突きつけてくる唯一無二の法廷劇と言えよう。
昨年、日本語に翻訳されて以来、私は機会ある毎にこの戯曲を読み返してきた。が、正直言うと、いまだに被告人・コッホ少佐の行動に対して白黒つけられぬままである。テロの脅威を想像すればするほど、迷いは深まるばかりだ。いま私達はどのような危機的状況を生きているのか・・・この作品を通して、皆さんと一緒に劇場で静かに語り合えたらと思う。

 
ちなみに、2016年8月に東京、兵庫で上演された橋爪功による朗読劇では「なんとかして無罪にならないかといろいろ読み方を試しましたが、結果はすべて(4回とも)有罪でした」とのこと。

今回の舞台で、観客によってどんな判決がなされるのかも興味深い。
チケットの一般発売は10月15日。

 

 
(文:エントレ編集部)

公演情報

舞台「TERROR テロ」

原作 :フェルディナント・フォン・シーラッハ
翻訳 :酒寄進一
演出 :森新太郎
出演 :橋爪功 今井朋彦 松下洸平 前田亜季 堀部圭亮 原田大輔 神野三鈴

2018年1月16日(火)~1月28日(日)/紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYA
2018年2月17日(土)~2月18日(日)/兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール

公式サイト
舞台「TERROR テロ」

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