2017.8.8

松井玲奈『ひとすじの光を感じて』串田和美演出「24番地の桜の園」インタビュー


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舞台「24番地の桜の園」に出演する松井玲奈
舞台「24番地の桜の園」に出演する松井玲奈
 

串田和美が演出・脚色・美術を務める舞台「24番地の桜の園」に出演する松井玲奈にインタビュー取材した。

 
アントン・チェーホフの最高傑作にして最期の戯曲「桜の園」は、社会の転換期に生きる人々の哀しさや苦しみを繊細な視線でユーモラスに描き、現在も世界中で上演され続けている作品。この「桜の園」をベースに串田和美が演出・脚色し、「24番地の桜の園」として上演する。

 

原作「桜の園」STORY

20世紀初頭のロシア。“桜の園”と呼ばれる領地。地主であるラネーフスカヤ(小林聡美)が娘・アーニャ(松井玲奈)とともにパリから5年ぶりに帰国した。待ち受ける兄のガーエフ(風間杜夫)、養女のワーリャ(美波)は再会を喜ぶが、一家の財産は尽き、地所の“桜の園”は売却を迫られていた。
一家につかえてきた農奴の家の出であるロパーヒン(高橋克典)は、今は若き商人として頭角を現している。“桜の園”の売却を避けるべく、ロパーヒンは別荘地として貸し出す事を提案するが、ラネーフスカヤとガーエフは現実を直視しようとしない。

娘のアーニャは、亡き弟の家庭教師であったトロフィーモフ(八嶋智人)と未来を語り合う。ワーリャとロパーヒンは以前から互いに思い合っているが、どちらからも歩み寄れないままでいる。

“桜の園”が競売にかけられる当日にも舞踏会を開いているラネーフスカヤ。競売の行方に気もそぞろの夫人に、駆け戻ったロパーヒンが“桜の園”を競り落としたのは自分だと告げる――。

 
本作でラネーフスカヤの娘・アーニャを演じる松井玲奈にインタビュー取材し、本作への意気込み、役作りなどについて聞いた。

 

オファーを受けてどう感じましたか?

舞台「24番地の桜の園」に出演する松井玲奈

松井
「去年の半ばくらいから、いつか古典の作品に参加させてもらえたら嬉しいなと考えていたところに、この作品へのオファーがあったのですごく嬉しかったです。今まではアクションがあるもの(新・幕末純情伝)だったり、たくさん笑いがあるもの(ベター・ハーフ)に出演させて頂いていましたが、ひとりの『演技をするもの』としてこういう古典に出逢えるということはとても大きなことだと思っています。」

 

串田さんの印象を教えてください。

松井
「人生でも仕事の上でも大先輩なんですが、とてもエネルギッシュな人だと感じました。

『生で音楽を奏でながら音楽と芝居を融合していくということを考えているんだよ』っていうお話をして頂いて、ジプシー調の音楽を聞かせて下さいました。自分が触れたことのないジャンルで、すごく新しくも感じたんですけど『でも、最近はこんな音楽もあってね』って、いろんな音楽の話をして下さいました。

その時に、本当に色々なことに興味があって、私よりも観ている世界がきっと広いんだなっていう印象を受けました。」

 

生演奏に合わせて歌うシーンもありそうですか?

舞台「24番地の桜の園」に出演する松井玲奈

松井
「私が歌うことはたぶんないと思いますが、踊るシーンはあると聞いているので、どういう振付になるのか楽しみです!」

 

共演者も豪華ですね。

松井
「みなさん、お芝居で共演するのは初めてです。先輩ばかりで、しかも大所帯っていうのが初めての経験なので、勉強させて頂けることがすごく多いと思うんです。臆さず、当たって行ければ! 飛び込んで行けたらいいなと思っています。」

 

松井さんが演じるアーニャについて教えてください。

舞台「24番地の桜の園」に出演する松井玲奈

松井
「登場人物の中でアーニャが一番若いんです。周りの登場人物たちは、自分たちがこれまで生きて来た中で得たものを失いたくないけれど、アーニャは若いからこそ そういう物にとらわれない。故郷も大事だし、親が大切にしているものを大切だと思うけれども、新しい世界を観ること、未来に向かって進んでいくエネルギーのある、若さのかたまりのような女の子なんだなという印象を受けました。

そういう価値観は今の私にも似ているのかなと思っています。稽古をしていく上でイメージは変わっていくのかもしれませんが・・・。」

松井
「観ている人がどの役に感情移入するかによって作品の見え方も変わるんじゃないかなと思うんです。若い人がこのお芝居を観た時に、アーニャに共感できるところがあったら、一筋の光のような明るさも感じて頂けるんじゃないかなと思っています。残る人もいるし、失う人もいる。でも前を向いて歩いていく人もいるんだなって感じてもらえたら嬉しいです。」


 
串田和美が仕掛ける「24番地の桜の園」は一味違う作品になりそうだ。アーニャを演じる松井玲奈の未来に向かうエネルギーにも期待して開幕を待とう。

 
本作は11月にシアターコクーンで上演後、松本、大阪でも上演される。
東京公演のチケットの一般発売は8月20日(日)10:00から。

 

(撮影・文:森脇孝/エントレ)

公演情報

舞台「24番地の桜の園」

作:アントン・チェーホフ
翻訳・脚色:木内宏昌
演出・脚色・美術:串田和美

出演:
高橋克典、風間杜夫、八嶋智人、松井玲奈、美波、大堀こういち、池谷のぶえ、
尾上寛之、北浦愛、菅裕輔、新田祐里子、大森博史、久世星佳、串田和美、小林聡美
<ミュージシャン>太田惠資、関島種彦、アラン・パットン、飯塚直、ギデオン・ジュークス

2017年11月9日(木)~11月28日(火)/東京・Bunkamuraシアターコクーン
2017年12月2日(土)~12月3日(日)/まつもと市民芸術館 主ホール
2017年12月8日(金)~12月10日(日)/森ノ宮ピロティホール

公式サイト
舞台「24番地の桜の園」

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