【動画1分】大竹しのぶが38年ぶりに同じ役を演じるミュージカル「にんじん」が8月1日から開幕

ミュージカル「にんじん」大竹しのぶ
大竹しのぶが38年ぶりに同役に挑むミュージカル「にんじん」が8月1日から開幕。
ジュール・ルナール原作の「にんじん」はフランスの片田舎を舞台に、にんじんのような真っ赤な髪、そばかすだらけの顔をした少年「にんじん」と、その家族を描いた物語。
日本では1979年に大竹しのぶ主演で舞台化された本作が、38年の時を経て新橋演舞場に帰ってくる。
主人公の『にんじん』を演じるのは初演と同じく大竹しのぶ。にんじんの兄役に中山優馬、姉役に秋元才加。さらに中山義紘、真琴つばさ、今井清隆、宇梶剛士、キムラ緑子が出演する。
本作の公開舞台稽古が行われた。動画ははこちらをダイジェストにしたもの。【動画1分】
ここは、フランスの片田舎の小さな村。まっ青な空、濃い緑の森、そして澄み切った小川の流れるこの村では、今日も村人たちが楽しそうに歌っています。でもその中にたった一人、仲間はずれの男の子がいました。それが、にんじん(大竹しのぶ)。
にんじんのような真っ赤な髪、そばかすだらけの顔、だから父親のルピック氏(宇梶剛士)や母親のルピック夫人(キムラ緑子)までが、“にんじん”と呼ぶのです。にんじんだって、フランソワと言う名前があるのに…………。
にんじんには、婚約者マルソー(中山義紘)との結婚式を控えて夢中の姉エルネスティーヌ(秋元才加)、甘やかされてわがままに育った兄フェリックス(中山優馬)がいますが、二人ともにんじんには無関心です。それぞれが勝手気ままの家庭に、新しくルピック家に女中としてやってきたアネット(真琴つばさ)もあきれる始末。
誰にも愛してもらえないにんじん。みんなにどうでもいいと思われているにんじん。だから、どうしてもひねくれてしまうにんじん…………。そんなにんじんの数少ない友達の名づけ親(今井清隆)は、にんじんを優しくなぐさめます。
ある夜、ルピック夫人の銀貨が一枚なくなるという事件がおこります。夫人はにんじんを泥棒ときめつけ、はげしく責め立てるのですが―――。
悲しい場面が多い作品ではあるが、優しくて覚えやすいメロディが多いミュージカルだった。
本作は8月1日から新橋演舞場で上演。9月1日からは大阪松竹座で上演される。
詳細は公式サイトで。
(撮影・編集・文:森脇孝/エントレ)
ミュージカル「にんじん」
【原作】ジュール・ルナール
【訳】大久保 洋(「講談社文庫版」より)
【脚本・作詞】山川 啓介
【演出】栗山 民也
【音楽】山本 直純
【出演】
大竹 しのぶ
中山 優馬、秋元 才加、中山 義紘、真琴 つばさ、今井 清隆、宇梶 剛士、キムラ緑子 ほか
公式サイト
ミュージカル「にんじん」
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