第6回クォータースターコンテスト(QSC6) 審査員は鴻上尚史・行定 勲・福原充則・桑原裕子に決定
第6回クォータースターコンテスト審査員の鴻上尚史・行定 勲・福原充則・桑原裕子
15分・編集NGの演劇×動画を競う 第6回クォータースターコンテスト(QSC6)。今年の審査員は鴻上尚史・行定 勲・福原充則・桑原裕子の4人に決定した。
クォータースターコンテスト(略してQSC)は、2012年から毎年 株式会社ヴィレッヂが開催している、WEB上に投稿された【演劇×動画】を競うコンテスト。
若手でやる気のある演劇人の「可能性を発表する場」を提供することで、「映像とWEBを通じた新たな演劇の楽しみ方の提案」と、「これまで地域性で断絶しがちであった全国の演劇人同士の繋がり」を目指し、「新しい才能との出会い」を求めている大会だ。
QSCのルールは主に、
<12分以上、15分以下の長さの動画><編集NG>の2つ。
このルールの下撮影されたものを【演劇×動画】とし、これは「カメラの前で演じる演劇」とも「ワンカット・長回しの映画」とも捉えることができる。このことから、近年では若い舞台クリエイター、映画クリエイターの登竜門的な存在として注目を集めており、毎年 全国から70~100本ほどの作品が集まってくる。
今年の審査員は、鴻上尚史・行定 勲・福原充則・桑原裕子の4人に決定した。
作家・演出家の鴻上尚史は6大会連続6度目、映画監督の行定 勲は4大会連続4回目の審査員となる。福原充則、桑原裕子は今回が初めての審査員。
参加者へ向けたメッセージがこちら。
鴻上尚史(作家・演出家)[6年連続 6度目の審査員]
面白いものを創ろうとすればするほど、「映像と演劇の違いは何だ?」という、根本にぶつかるでしょう。
その難問に対して、パワーでぶつかったり、うりゃあ!と投げとばしたり、軽やかに笑い倒したり、一点突破したり、はしゃぎまくったり、誠実に向き合ったりした作品を待っています。
行定 勲(映画監督)[4年連続 4度目の審査員]
クォータースターコンテスト、今年で4回目の審査員です。回を重ねるごとに上がっていくクォリティーの高さに感心させられています。混迷の社会を反映させた作品でもよし、いつの時代にも通じる普遍的な作品でもよし。とにかく独創的な15分を楽しみにしています!
福原充則(脚本・演出家)[審査員を務めて頂くのは今回が初めて]
12年前、稽古場に早く着いてしまい、近くの羽根木公園で時間を潰している時にふと泣いた。「この公演もきっと誰にも見てもらえねぇな」って。当時の動員は800人くらい。だから〝誰にも〟ってことはなかったんだけど、そんな気分でした。…応募してもらえれば、俺、見ますよ。必死で。必死でさ。
桑原裕子(俳優・脚本・演出家)[審査員を務めて頂くのは今回が初めて]
初めて審査させていただくので、予習のために過去の応募作をいくつか拝見しました。いやはや!面白くてたまげました。演劇は劇場という「ハコ」が決まっているなかでどれだけ世界を拡げられるかがキモですが、1カット編集なしの動画はもしかすればさらに狭いハコ。そこからどんな飛び出した世界を見せていただけるか、今からとても楽しみです。
8月~10月に投稿された作品をQSCスタッフが選考し、10~15本のノミネート作品が選ばれる。この中から上記審査員の評価によってグランプリ作品が決定され、12月9日に発表される。優勝賞金は30万円。
また、ノミネート作品の中から、げきぴあにインタビュー記事が掲載される「げきぴあ賞」、自身の公演を収録してもらえる「彩高堂賞」、浅草九劇を数日間使える権利を得られる「浅草九劇賞」など、多彩な8つの賞がラインナップされているほか、ノミネート作品は各地域で活躍する8人の「演劇業界人」から一言ずつ講評がもらえるという特典もある。
審査員と賞の詳細は公式サイトで。
(文:エントレ編集部)
第6回クォータースターコンテスト
【審査員】鴻上尚史・行定 勲・福原充則・桑原裕子
【募集期間】2017年8月1日(火)~10月31日(火)
【ノミネート作品発表】11月24日(金)
【結果発表&授賞式】12月9日(土)
公式サイト
第6回クォータースターコンテスト
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