2017.7.4

三好十郎×上村聡史 日本人の原罪を問う衝撃作『冒した者』が文学座アトリエで9月6日から上演



文学座「冒した者」
文学座「冒した者」
 

昭和の巨匠”三好十郎”の「冒した者」が9月6日から文学座アトリエで上演される。演出は上村聡史。

 
日本の戦前戦後をみつめ、人間の心の在り方を鋭く追求した劇作家・三好十郎。最近では長塚圭史が演出した「浮漂」や、笛井事務所による「冒した者」などの上演が記憶に新しい。

今回、文学座では上村聡史の演出で「冒した者」を上演する。

 

STORY

空襲で崩れかけている、崖の上に立つ屋敷。そこには九人の人間たちが、平穏に暮らしていた。ある日、須永という青年が訪ねてくる。しかし彼の素性が明らかになるにつれ、屋敷の住人の様相がいびつになっていく。

 

上村聡史(文学座演出家)

『冒した者』は三好十郎の作品の中でも実験的な手法を用いながら、日本人が抱える戦争、殺人、経済、性、神への価値観を揺さぶる作品です。1952年(昭和27年)に書かれていながらも現代を生きる私たちに問いかける迫力を持ちます。
立場を守る自己防衛の言葉、本能のままに他者を支配するために攻め立てる言葉、これら守りと攻めが、アクロバティックに交錯し、原爆投下を主軸とする登場人物たちの強烈な想いが観客の意識へと深く入り込んでいきます。
そのような戯曲を今上演するには、三好十郎のイメージを超越する精神と肉体を形作らなくてはならない使命感を感じます。 “生きる実感”と“死への恐怖”に対して実直に向き合い、無数にも広がる精神と肉体の可能性を攻めの姿勢で表現したいと思います。そして、それは私自身、演出者として、三好十郎の世界を批評しながらも、その構築した理屈を破壊する作業に懸かっていると思います。それが劇空間という想像共有の場で、驚異と共感になって皆様に届けることができればと思います。
是非ご期待ください。

 
一般発売は7月29日から。

 
(文:エントレ編集部)

公演情報

文学座9月アトリエの会『冒した者』

作/三好十郎
演出/上村聡史
美術/乘峯雅寛
照明/沢田祐二
音響/藤田赤目
衣裳/宮本宣子

出演/大滝 寛、中村彰男、若松泰弘、大場泰正、佐川和正、奥田一平、金沢映子、栗田桃子、吉野実紗、金松彩夏

2017年9月6日(水)~22日(金)/東京・文学座アトリエ

公式サイト
文学座9月アトリエの会『冒した者』

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