中野劇団による長編シチュエーションコメディ「楽屋ちゃん2017」が7月21日から大阪で上演

「楽屋ちゃん2008」舞台写真より
関西を拠点に活動する中野劇団の長編シチュエーションコメディ「楽屋ちゃん2017」が、7月21日から大阪日本橋・インディペンデントシアター2ndで上演される。
中野劇団は、主宰・中野守が2003年に京都で旗揚げした「笑い」が主体の劇団。
前回公演「10分間2016」は、Corich舞台芸術アワード!2016において8229ものエントリーの中から第6位に選出。
また、昨年の第5回クォータースターコンテスト(QSC)では「夕食」がノミネート作品に選出されBITE賞を受賞した。
Youtubeで観る
QSC5入賞作品「夕食」動画はこちら。
今回上演する舞台「楽屋ちゃん」は2008年に大阪・精華演劇祭で上演したもの。
関西小劇場で活躍する蜜比呂人・丹下真寿美・谷屋俊輔(ステージタイガー)をゲストに迎えて9年ぶりに改訂再演する。
上記の演劇×動画「夕食」のようなシュールな短編コントとはうってかわって、「楽屋ちゃん2017」は“一見わかりやすい”長編シチュエーションコメディ。とある劇団の本番中の楽屋と、彼らが上演している本番中の舞台を2部構成で見せる。
たった10分間のタイムリープを繰り返す(「10分間」)、心と体が入れ替わったふたりが出会わない(「イレカワ」)など、独自のシチュエーションで緻密なコメディを上演してきた主宰・中野守による緻密かつ大胆な仕掛けは期待大だ。
本番を迎えたある劇団の楽屋では、
アクシデントが次々と勃発。
同じ時間の表(ぶたい)と裏(がくや)を2部構成で送る、
異色のシチュエーションコメディ。
ちなみに、中野劇団がこれまでQSCに投稿した動画は「夕食」「ランドセル」「議事録」「全員記憶喪失」「進路相談」「いたい」「同姓同名」の7つ。どれも面白いが私は「ランドセル」が好きだ。
(文:森脇孝/エントレ)
楽屋ちゃん2017
中野劇団第18回公演 舞台「楽屋ちゃん2017」
【作・演出】中野 守
【出演】三条上ル、真野絵里、川原悠、延命聡子、加藤祐一、廣瀬愛子(以上、劇団員)、蜜比呂人、 丹下真寿美、谷屋俊輔(ステージタイガー)
2017年7月21日(金)~7月23日(日)/大阪・インディペンデントシアター2nd
公式サイト
楽屋ちゃん2017
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