2017.5.26

江戸川乱歩史上 最もおぞましいと言われた「芋虫」が渡辺和徳 脚本・演出で9月に舞台化!


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主演:高野愛  撮影:堀内亮太
主演:高野愛  撮影:堀内亮太
 

江戸川乱歩の短編小説「芋虫」を原作にした舞台「堕ちて今、君を想ふ。」が9月14日から池袋のシアターKASSAIで上演される。

 
9PROJECTは、つかこうへいに育てられてきたメンバーによる演劇ユニット。
これまでつかの初期作品に絞って上演を続けてきており、戯曲に一切の脚色をすることなく、発表当時と同じ規模の小劇場で上演することで、当時つか作品に熱狂した世代の観客からも大きな支持を集めてきた。

その9PROJECTが、今回、団体初のオリジナル作品に挑戦する。

 
「堕ちて今、君を想ふ。」フライヤー画像
「堕ちて今、君を想ふ。」フライヤー画像

題材に選んだのは、江戸川乱歩の作品の中でも、ひときわ異彩を放つ「芋虫」。戦争で両手足を失い、耳も聞こえず、口もきけなくなった夫と、その夫の肉体に倒錯した思いを抱くようになった妻の姿を描いた短編小説だ。

その内容から、戦時中には反戦的であるとして全編削除を命じられた作品ではあるが、今作ではそれを一つの愛の物語として昇華し、美しく描く。

 
脚本・演出を担当するのは、「あずみ」「神州天馬侠」「女信長」「大江戸緋鳥808」など、数々の大舞台の脚本を執筆し、小説の舞台化の経験も豊富な渡辺和徳。少年時代から読み耽ってきたという、憧れの乱歩作品の舞台化に意欲を燃やしている。

  

STORY

「ユルス…。その一言で、私は生きていける」

戦争中の負傷で両手足を失い、耳も聞こえず、口もきけない…。
まさに芋虫のような姿になった夫を献身的に介護する妻。
しかし人目につかぬ家の中では、その“芋虫”に情欲の炎を燃やす女の姿があった…。

何が人間を人間たらしめるのか…。
運命に翻弄された一組の男女の、罪と赦しの物語。

 

渡辺和徳(脚本・演出)

子供の頃から、少年探偵団のシリーズを読み耽ってきた僕にとって、江戸川乱歩は特別な作家です。淡々と書かれていく文章とは裏腹に、その情景を想像すればするほどに、泥沼のように乱歩世界に引きずり込まれていく…。作家になった今、僕がちょっとダークな世界観を好むのも、乱歩世界に没頭してきたが故でしょう。

「芋虫」は衝撃的な作品です。恐ろしいのに、魅惑的で、倒錯していながらも、否定できない…。人間の“おぞましい”赤裸々な部分を描きながら、しかし僕はそこに“美しい”人間賛歌を見るのです。

人間は誰しも堕ちるもので、堕ちて初めて自分の在りようを知る。今回、この「芋虫」という題材を使わせていただきながら、新しい物語を生み出したいと思っています。

 
公演の詳細や続報は、公式サイトにて順次公開される。

(文:エントレ編集部)

公演情報

◇第29回池袋演劇祭参加作品
9PROJECT vol.6「堕ちて今、君を想ふ。」

【原作】江戸川乱歩「芋虫」
【脚本・演出】渡辺和徳
【出演】高野愛・小川智之・相良長仁・人見早苗・仲道和樹・遠山結子・阿部雄大

【日程】2017年9月14日(木)~18日(月祝)
   木金/19:00 土日/13:00 & 17:00 月祝/13:00
【会場】シアターKASSAI
【席種】全席自由席のみ
【料金】一般 3,500円(前売・当日とも)・学生 2,500円(要 学生証)

公式サイト
9PROJECT vol.6「堕ちて今、君を想ふ。」

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