2017.5.31

【動画4分】日本総合悲劇協会「業音」が15年ぶりに再演! 松尾スズキ・平岩紙にインタビュー



日本総合悲劇協会「業音」松尾スズキ、平岩紙
日本総合悲劇協会「業音」松尾スズキ、平岩紙
 

日本総合悲劇協会「業音」が15年ぶりに再演される。作・演出の松尾スズキと、主演の平岩紙にインタビュー取材した。

 
「業音」は、松尾スズキが作・演出をするプロデュース公演「日本総合悲劇協会」の3作目として2002年に初演。
荻野目慶子を主演女優として迎え、人間の業や執念、情念を描き、現代の日本人の生々しい感情をさらけ出した人物造形が大きな話題となった作品だ。

今回、主演女優を務めるのは大人計画の平岩紙。
なぜ、15年経った今再演するのか?
平岩紙の主役起用の理由などについて松尾スズキ、平岩紙にインタビュー取材した。【動画4分】

 

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日本総合悲劇協会とは?

日本総合悲劇協会「業音」松尾スズキ
日本総合悲劇協会「業音」松尾スズキ

松尾
「よその方たちとも一緒に芝居をやって、自分たちのセンスをよそに広めるのか、それとも彼らと一緒に混ぜこぜになるのか。
少しこっち側に引き寄せた感じのプロデュース公演をやるというのが一つと、日ごろ大人計画でやっているシュールなギャグみたいなものをちょっと封印して、もう少しわかりやすく、もちろん笑いの要素もあるんだけど悲劇的で開かれた芝居をやりたいなと思って始めたのが最初なんです。

でも、プロデュース公演を他のところでもやっていくうちに、いろんなことが混ざってきて、うちの役者も外にどんどん混ざるようになってきたので、僕のやりたいことはもう実は達成できちゃっているんです。

日本総合悲劇協会とうたっていますけど、これは大人計画の公演なんですよね。ほぼ大人計画の人しか出ないですから。句読点・・・みたいなものですかね。飾りです。」

 

「業音」再演を決めた理由は?

日本総合悲劇協会「業音」初演 舞台写真 撮影:田中亜紀
日本総合悲劇協会「業音」初演 舞台写真 撮影:田中亜紀

松尾
「初演は荻野目慶子さん主演でやるっていうところから出発したんですけど、その色というか、印象がすごく強い公演になりました。その時はそのインパクトですごく良かったと思うんですけど、それだけで終わっちゃうのはもったいない作品だなと思ってたんです。それで荻野目さんの色とか匂いとかを世間が忘れてくれる時間っていうのが必要だったわけですよね。

15年経ったし、やってもいいんじゃないかなと。解き放ってもいいんじゃないかなということで再演しようという話になりました。」

 

主演の平岩紙さんについて

松尾
「うちも阿部サダヲくんだったり、星野源くんだったり、主役をはれる俳優が生まれてきているんですけど、そこで新たにっていう時に、平岩で行けるなっていうのは考えていて。
初めての主役をやるっていう時に、平岩ができる範囲の役をふってもしょうがないなって思って、『業音』っていう難しい、しかも かせがあるような芝居をぶつけてみたいと思って、打診したら、しぶしぶ『・・・やります』ってことなんで(笑)」

日本総合悲劇協会「業音」平岩紙
日本総合悲劇協会「業音」平岩紙

平岩
「でも、務まるのかなっていう思いが大きくて。初演の時、一緒に荻野目さんと演技をやらせてもらっていますし、独特な荻野目さんの存在感っていうのも肌で覚えているので。だからその枠に自分が入って務まるのかっていうのがすごく心配でしたね。
15年経って、いい感じで当時の記憶も無くなってきているので、今なら脚本をもう一度読んで、一からこの役を自分で作っていきたいなっていう勇気はあります。」

 

主役の「女」 どんな人物ですか?

平岩
「松尾さんからは演歌を聴いておいてって言われています。藤圭子さん(の「夢は夜ひらく」)とか。役作りについては今のところそれだけです。」

松尾
「荻野目さんが歌った歌とはまた違う感じに聴こえるようにしたいなと思ってますから、頑張ってほしいなと思います。」

平岩
「やってみます!」

 
日本総合悲劇協会「業音」松尾スズキ、平岩紙
日本総合悲劇協会「業音」松尾スズキ、平岩紙

 
平岩
「テレビでいつも見てくださっている方には、穏やかなお母さん役みたいな印象が強いと思うんですけど、自分という役者は、この大人計画という原点から生まれて来た役者なので、是非原点である劇団の公演を観に来て頂けたら嬉しいです。」

松尾
「大人計画の劇団員のお芝居を目にすることは、多くなってきたと思うんですよね。ただ、大人計画の劇団員だけで一つの芝居を打つということは昨今珍しいことになってきたんで、『こんな劇団だったんだ!』というのを観てほしいなと思います。」

 

(撮影・編集・文:森脇孝/エントレ)

公演情報

日本総合悲劇協会 vol.6「業音」

【作・演出】
松尾スズキ

【出演】
松尾スズキ、平岩紙、池津祥子、伊勢志摩、
宍戸美和公、宮崎吐夢、皆川猿時、村杉蝉之介、
康本雅子+エリザベス・マリー(ダブルキャスト)

【日程】
<東京公演>8月10日(木)~9月3日(日)東京芸術劇場 シアターイースト
<名古屋公演>9月13日(水)~9月14日(木)青少年文化センター アートピアホール
<福岡公演>9月16日(土)~9月18日(月・祝)西鉄ホール
<大阪公演>9月21日(木)~9月24日(日)松下IMPホール
<松本公演>9月29日(金)~9月30日(土)まつもと市民芸術館 実験劇場
<パリ公演>10月5日(木)~10月7日(土)パリ日本文化会館 大ホール

公式サイト
日本総合悲劇協会 vol.6「業音」

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