2017.4.11

日本近代文学×現代社会=陰惨文学「無名稿」シリーズが 大阪・兵庫で2か月連続上演


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無名劇団
写真 飯田拓
 

陰惨文学「無名稿」シリーズ第三弾「出家とその弟子」が5月12日からシアトリカル應典院で上演。また、第四弾「侵入者」が6月10日からAI HALLで上演される。

 
無名稿シリーズは、大正から昭和初期にかけて書かれた日本の近代文学をモチーフに、無名劇団が独自の解釈で上演する文学翻案シリーズ。

第1弾『無名稿 あまがさ』は、space×drama2015の優秀劇団に選出。第2弾『無名稿 機械』は、space×drama2016の演出賞を受賞し、第28回テアトロ新人戯曲賞最終選考に残った。

以下は無名劇団のPV。


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そして、今回第3弾、第4弾が続けて大阪、兵庫で上演される。

  

STORY

【無名稿 出家とその弟子】5月公演

若い僧侶は遊女を愛した。男はいとこの妻を愛した。父は勘当した息子を愛した。
愛すれば愛するほどに、周囲の平和は乱れ、己の身は朽ちていく。 「人は皆、固より修羅よ。生まれ堕ちたときから―」
「信心」とは何か。「愛」とは何か。恋をすることは罪なのか。

原作:倉田百三『出家とその弟子』とは…
大正から昭和初期の劇作家。代表作『出家とその弟子』(大正5年~6年作)。浄土真宗の開祖・親鸞とその弟子・唯円、息子・善鸞を中心に、信仰の苦悩と救いを描く。各国語に翻訳され、特にフランスの作家ロマン・ロランに激賞された宗教劇の傑作。

 
【無名稿 侵入者】6月公演

私は、時折私がわからなくなる―
更地にぽつりと建った一軒家。その家の主である「私」のもとに、さまざまな人物がやってきては、次々に侵入してくる。「私」がそれらを拒絶できないのは、「私」自身「私」という人間がわからないからだ。
「私」と「私」以外のもの、「私のもの」と「そうでないもの」。その境界線は徐々に曖昧になっていく。

第一次戦後派と呼ばれた梅崎春生の掌編『侵入者』を翻案し、現代社会と重ね合わせて再構築した不条理劇。

 

岩崎正裕(劇団太陽族)

【無名稿シリーズ第二弾「無名稿 機械」を見て】素晴らしかった。よく劇を批判するときに「破綻している」などと言うけれど、この作品には「破綻がなかった」。戯曲が優れていたのだろう。演出の交通整理も行き届いていて緩みがない。いくつかの役を一人が演じ分ける構造にも見事に役者たちが対応していた。(中略)横光利一「機械」を原作とするセンスがよい。ネームプレート会社が靴屋に変換され、当然のことながら被差別部落の問題を取り込む手際も心得ている。オリンピックと国家の暴力、それが夢と入れ子になって、ラストシーンでは原作へのリスペクトも忘れない。完ぺきだと思う。

 
詳細は公式サイトで。

(文:エントレ編集部)

公演情報

無名稿シリーズ第三弾『無名稿 出家とその弟子』・第四弾『無名稿 侵入者』

「無名稿 出家とその弟子」
〈脚 本〉 中條岳青
〈演 出〉 島原夏海
〈出 演〉 島原夏海、柊美月、中谷有希、今井桃子、東田萌希、太田雄介、泉侃生(以上劇団員)
笹川未希(満月動物園)、黒木保子、紫月璃奈(crushrush)、中村美樹

5月12日(金)19:30 
5月13日(土)14:00/19:00
5月14日(日)11:00/15:00
〈会 場〉 シアトリカル應典院 

 
「無名稿 侵入者」
〈脚 本〉 中條岳青
〈演 出〉 島原夏海 
〈出 演〉 島原夏海、柊美月、中谷有希、今井桃子、東田萌希、太田雄介、泉侃生(以上劇団員)
堀内充治(office O:pa)、中西邦子(劇団925)、駒野侃(空晴)、木本牙狼

6月10日(土)14:00/19:00
6月11日(日)11:00/15:00
〈会 場〉 AI HALL

公式サイト
無名劇団

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