2017.3.10

長塚圭史(演出)×前川知大(作)の初タッグが実現! 舞台「プレイヤー」が8~9月に上演



演出の長塚圭史、作の前川知大
演出の長塚圭史、作の前川知大
 

長塚圭史が演出、前川知大が作を手掛ける舞台「プレイヤー」が8月4日(金)からシアターコクーンで上演される。出演は藤原竜也、仲村トオル、成海璃子、木場勝己、真飛聖など。

 
舞台『PLAYER』は、2006年、前川知大が作・演出を手掛ける劇団「イキウメ」で初演。
謎の死を遂げた女性が生者を通じ、死後の世界から語りかける――。死者の声が、選ばれし者(Player)の身体を利用し再生(Play)されるというサイコホラーは、小劇場ファンの間で話題を呼び、約100人キャパの劇場は連日満員だったという。

長塚圭史は、<生きる者が死者の再生装置となっていく劇『PLAYER』>と、<俳優たちが劇作家の言葉を再生する『Play』>を重ね、より大きな物語として構成できないかと考え、これを受けた前川が、自作『PLAYER』を劇中劇として取り込んだ、新しい戯曲「プレイヤー」を書き上げ、今回上演する。

出演は藤原竜也、仲村トオル、成海璃子、シルビア・グラブ、峯村リエ、高橋努、安井順平、長井短、本折最強さとし、木場勝己、真飛聖など。

 

STORY

舞台はある地方都市の公共劇場、そのリハーサル室。国民的なスターから地元の大学生まで、様々なキャリアを持つ俳優たちが集まり、演劇のリハーサルが行われている。
演目は新作『PLAYER』。幽霊の物語だ。死者の言葉が、生きている人間を通して「再生」されるという、死が生を侵食してくる物語。

<行方不明の女性、天野真(あまのまこと)が遺体で見つかった。死後も意識として存在し続けることに成功した彼女は、友人達の記憶をアクセスポイントとして、友人達の口を借りて発言するようになっていく。事件を追っていた刑事、桜井を前に、天野真を死に導いた環境保護団体代表であり瞑想ワークショップの指導者、時枝は、これは世界を変える第一歩だと臆面もなく語る。死者との共存が、この物質文明を打開するだろうと。カルトとしか思えない時枝の主張に、桜井は次第に飲み込まれてゆく。>

物語は劇中劇と稽古場という二つの人間関係を行き来しながら進んでいく。

死者の言葉を「再生」することと、戯曲に書かれた言葉を「再生」することが重なる。単なる過去の再生ではなく、今を生き始める死者と、戯曲の言葉に引き寄せられ、アドリブで新たな言葉を紡ぎ出す俳優が重なる

演じることで死者と繋がった俳優達は、戯曲の中の倒錯した死生観に、どこか感覚を狂わされていく。生と死、虚構と現実の境界が曖昧になっていく。時枝の狂った主張は、桜井の選んだ行動は、リハーサル室でどう響くのか。

舞台「プレイヤー」に出演する藤原竜也、仲村トオル、成海璃子、木場勝己、真飛聖
舞台「プレイヤー」に出演する藤原竜也、仲村トオル、成海璃子、木場勝己、真飛聖

 

長塚圭史
演出家脳/作家脳を持つ二人が、お互いの領域を邪魔しないようにしつつもさまざまな意見を交換し合い、複眼的に作品に向かう豊かな打ち合わせを経ました。すでに刺激的な創作プロセスが始まっており、大きな手応えを感じています

 
前川知大
約10年前に上演し、いつかもう一度やりたいと思っていた戯曲「PLAYER」。ここに描いたある種の気持ち悪さや不気味さを長塚さんが面白がってくださり、新たな構造を加えてまたお客様に観ていただけることになりました。前とはまた別の角度で立ち上がる舞台を、僕自身、楽しみにしています

 
藤原竜也
出演が決まった際は、1人の観客としてずっと観劇をさせていただいてきた長塚さんの演目に自分が俳優として参加できることを、素直に嬉しく思いました。長塚さんや前川さんという、初めて組ませていただく才能のある方々から刺激を受けられることが、今から非常に楽しみです。新たな自分を発見するため、そして次なるステップに進んでいくためにも、お二人の力をお借りして、この作品を良いモノにしていけたらと思います。木場さん、仲村さん、成海さんを始め、共演者の方々にもしっかりとした俳優さんが揃っているので、信頼を寄せております。良いお芝居になるように一生懸命頑張って参りますので、今年の夏、是非期待して観に来ていただけたらと思います。

 
仲村トオル
出演のお話を頂いて、凄くいい匂いがしたので跳びついたのですが、凄いことが起きそうな予感がします。演出の長塚さんは舞台の演出家の方としては、2012年の「エッグ」の野田秀樹さん以来の「はじめまして」ですが、僕の中の「はじめて押されるスイッチ」を見つけてくれる方のような気がしています。前川さんの戯曲はSFやあの世のようなお話でありながら、この世で地に足をつけて生きている人に染み入るものがあるところに魅力をですね。未踏の世界に行って、自分的世界新記録を出したいです!

 
成海璃子
長塚さん、前川さんはじめ、キャストの方々とも舞台で共演は初めてなので、とても楽しみです。良い作品になるように頑張りたいと思います。

 
木場勝己
出演のお話を頂き、作・演出・共演者、そのどれも「相手にとって不足無し」、気持ちが高ぶりました。演出の長塚さんは、役者としての共演はありましたが、演出される今回をとても期待しています。拝見した中でも特に三好十郎の演出は素晴らしかった。戯曲の前川さんには、私と世代の違う方の世界観に、期待しています。歳を取るということは、可能性の灯火が小さくなっていくことですが、何とか逆転したい。そんな無謀な気持に、手を貸してくれるでしょうか。私には絶対書けない前川戯曲に興味津々です。

 
真飛聖
出演のお話を頂き、とても嬉しかったです。ストレートプレイは初めてなので、わからないことも沢山あると思いますが…素晴らしいメンバーの中に参加出来る喜びと、緊張で、今から気持ちが忙しいです。長塚さんとは以前ドラマでご一緒させていただいているのですが、その時は演者同士の関係性でしたが、今回は演出していただくということで、長塚さんが創り出す独特で素敵な世界観の中に、どのように自分が存在出来るかが課題になると思いますが、、とても楽しみにしています。戯曲の前川さんにしか生み出せないストーリーの中に自分が役を通して存在させてもらえることがとても嬉しいですし、自分自身まだ気が付いていない何かに出逢える気がしています。こんなにも実力ある方々が集まった舞台に参加させていただけて幸せですので、沢山のことを吸収したいですし、沢山のことを感じたいです。素直に気持ちでこの夏、ぶつかっていきたいと思います!!

 
長塚圭史と前川知大。
似ているような、全然違うような作品を作る2人だが、どのように融合された舞台になるのかとても楽しみだ。

東京公演の一般発売は6月3日から。
 

(文:エントレ編集部)

公演情報

舞台「プレイヤー」

作:前川知大 演出:長塚圭史

[出演]
藤原竜也、仲村トオル、成海璃子、シルビア・グラブ、峯村リエ、高橋努、安井順平、長井短、本折最強さとし、木場勝己、真飛聖 ほか

2017年8月4日(金)~27日(日)/東京・Bunkamuraシアターコクーン
【チケット一般発売】2017年6月3日(土)10:00am~

2017年8月31日(木)~9月5日(火)予定/大阪・森ノ宮ピロティホール
2017年9月9日(土)・10日(日)予定/静岡・静岡市民文化会館・中ホール

舞台「プレイヤー」 公式サイト
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