2017.3.9

青年座によるチェーホフの評伝劇「わが兄の弟」が4月7日から紀伊國屋ホールで上演


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青年座「わが兄の弟」
青年座「わが兄の弟」
 

青年座によって、アントン・チェーホフの評伝劇「わが兄の弟」が4月7日から紀伊国屋ホールで上演される。作はマキノノゾミ、演出は宮田慶子。

 
本作はロシアの劇作家アントン・チェーホフの評伝劇。帝政ロシアの貴族的奢侈による社会的矛盾と第一次ロシア革命直前の過激な革命主義が混在する時代を背景として、若きアントン・チェーホフの生活者としての人物像に迫る。

作はマキノノゾミ、演出は宮田慶子。このコンビによる青年座公演は、『MOTHER』『フユヒコ』『赤シャツ』『横濱短篇ホテル』に続く第5作目になる。

横堀悦夫(アントン)、山本龍二(頑迷固陋の父)、石母田史朗(長兄)、大家仁志(画家の次兄)、野々村のん(アントンを敬愛する妹)をチェーホフ一家に。
チェーホフ作品を匂わせる劇世界に、アントンとその家族を放り込み、さらに四大戯曲の登場人物、例えば、「かもめ」のニーナ、「ワーニャ伯父さん」のアーストロフ、「三人姉妹」の三姉妹(長女が津田真澄)、「桜の園」のフィールスらを連想させる人々が登場する。

 

STORY

アントン・チェーホフの祖先は農奴であり、祖父の代に自由市民の身分を得て、父はタガンローグで小さな食料雑貨店を営んでいたが、アントン 16 歳の時に雑貨店は破産し、一家はモスクワへと移住することになる。

1880 年、アントン 20 歳の誕生日の翌朝……、物語はここから始まる。

モスクワ大学医学生の頃から多数のユーモア短編小説を雑誌に寄稿し、その原稿料でチェーホフ家の暮らしを支えていたアントン。やがて、作家として名声が高まってきた30歳の時、何を求めてか、何から逃れたかったのか、家族を残して一人サハリンへと旅立つのだった。

 
当時のサハリンは、犯罪者の流刑地として囚人による植民政策がとられていた土地。
約3ヶ月の滞在中、流刑囚の住民調査をしていたとされているが、この旅の真の目的が何であったか、研究者の間でも説は定まっていないが、この経験がその後の作品に大きな影響を与えたのではないかとマキノノゾミ氏は着目したのだという。

タイトルに「―贋作アントン・チェーホフ傳―」とあるように、チェーホフの謎に包まれた部分を想像を働かせて垣間見るようなお芝居になりそうだ。

 

(文:エントレ編集部)

公演情報

青年座「わが兄の弟 ―贋作アントン・チェーホフ傳―」

作=マキノノゾミ
演出=宮田慶子

出演
アントン(チェーホフ家の三男)・・・横堀悦夫
ニーナ・・・安藤瞳
パーヴェル(父親)・・・山本龍二
エヴゲーニャ(母親)・・・大須賀裕子
アレクサンドル(長兄)・・・石母田史朗
ニコライ(次兄)/ポポフ・・・大家仁志
マリヤ(妹)・・・野々村のん
ミハイル(末弟)・・・松田周
アーニャ・・・坂寄奈津伎
シナイーダ(リントワリョーフ家の長女)・・・津田真澄
エレーナ(次女)・・・小暮智美
ナターリア(三女)・・・那須凜
スマーギン(三姉妹のいとこ)・・・豊田茂
グレゴーリイ(老従僕)・・・名取幸政
マーリュシカ(小間使い)・・・田上唯
ドールゴフ中尉(コルサコフ監視所の軍医)・・・高松潤

2017年4月7日(金)~16日(日)/東京・紀伊國屋ホール

青年座「わが兄の弟 ―贋作アントン・チェーホフ傳―」 公式サイト
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