2017.1.5

勘九郎×七之助×蓬莱竜太! 赤坂大歌舞伎 4月に新作「夢幻恋双紙 赤目の転生」を上演



赤坂大歌舞伎「夢幻恋双紙 赤目の転生」
赤坂大歌舞伎「夢幻恋双紙 赤目の転生」に出演する中村勘九郎、中村七之助
 

赤坂大歌舞伎の新作「夢幻恋双紙 赤目の転生」が4月に赤坂ACTシアターで上演される。中村勘九郎、中村七之助が出演。作・演出は蓬莱竜太。

 
2008年9月、十八代目中村勘三郎の“芸能の街・赤坂で歌舞伎を!”という一言から始まった「赤坂大歌舞伎」。

初回は世話物の傑作『狐狸狐狸ばなし』/松羽目物『棒しばり』を上演。
2010年には山田洋次監督が補綴した『文七元結』/舞踊『鷺娘』を上演し、観客を魅了した。

さらに2013年には、亡き中村勘三郎の遺志を継ぎ、中村勘九郎、中村七之助兄弟を中心に、勘三郎の当り狂言だった『怪談乳房榎』を上演。

2015年9月には、糸操りの人形が三番叟を踊る、ユーモア溢れる舞踊『操り三番叟』と、七役の早替りが見所の『於染久松色読販 お染の七役』を上演し好評を博した。

シネマ歌舞伎DVDはこちら(イーオシバイ)

そして、今回5回目となる2017年の赤坂大歌舞伎では、初の新作歌舞伎『夢幻恋双紙 赤目の転生(ゆめまぼろしかこいぞうし あかめのてんせい)』を上演する。
作・演出を手掛けるのはモダンスイマーズの蓬莱竜太。
勘九郎・七之助と同世代の劇作家・演出家のコラボレーションに期待したい。

 

STORY

※役名は現段階のものとなります。

気が弱くぱっとしない性格のイマイチな男・太郎(中村勘九郎)。
太郎は隣に越してきた歌子(中村七之助)が好きだった。
歌子の家には、寝たきりの父親と兄である源乃助がいる。源乃助は稀代のワルで酒と博打に溺れている。
一人で苦労している歌子を見て、太郎は自分が何とかすると告げる。
決して歌子を不幸にさせないと。こうして2人は夫婦となる。

しかし、数年後、2人の生活は散々なものであった。太郎は仕事をやっても上手くいかず、引きこもり状態。
太郎は歌子を苦しめるだけの存在に過ぎなかった。
逃げ腰で弱虫な太郎に対して歌子は告げる。
「あなた変わらないと。尊敬させて」
歌子の物言いに反発し、家を飛び出した太郎。酔いながら人気のない路地をふらついていると源乃助が立っている。
「…そんなんで歌子を幸せにできるのかね…」
源乃助は刀を抜き、太郎は殺されてしまう─。

太郎がハッと目が覚めると、野原にいる。時間が歌子と結婚する前に戻っているのだ。
しかし何故だか周囲の様子が違う。なんと太郎を兄貴分として崇めたてているのだ。
生まれ変わったのだ、今度こそ歌子を幸せにするのだと心に誓う太郎。
数年後、金持ちとなった太郎は歌子と結婚する。
屈強な男に生まれ変わった太郎は、果たして歌子を幸せにできるのか──。

 

中村勘九郎コメント
TBS赤坂ACTシアターは、歌舞伎座と同じ演出のまま上演できる劇場で、そんな劇場はなかなかありません。今回のような新しい試みもできるし、また歌舞伎ならではの演出もでき、チャレンジできる場所だと思っています。
(新作で作・演出を勤める)蓬莱竜太さんとは、お互いの芝居を観に行く仲で、家族ぐるみで付き合っています。自分と同年代の若い劇作家さんですが、本当に面白い作品が多く、一度歌舞伎を書いて欲しい!と思っていたので、夢が叶って嬉しいです。この新作の「夢幻恋双紙 赤目の転生」は、どんでん返しに次ぐ、どんでん返しの凄い話です(笑)
歌舞伎ならではのファンタジーさを蓬莱さんが組み込んで書いてくださると思うので、お客様にはそこを期待して観に来ていただきたいですね。

 
中村七之助コメント
赤坂大歌舞伎は、私たちの中で思い描いていたことが次々と実現できている場所です。
2013年赤坂大歌舞伎で「怪談乳房榎」を上演したことがきっかけで、ニューヨーク公演も実現しましたし、前回の
「お染の七役」では、取材などで、そろそろ新作を…と話していたら、本当に今回は新作になりました。有言実行です(笑)
蓬莱さんは、兄が信頼している劇作家さんで、この新作は人間の「愛」のお話になると思います。タイトルにも入っている「転生」をどうやって演出するのか、歌舞伎でどうやって表現するのか、興味津々です。
赤坂は、町ぐるみで応援してくださる、あたたかい街です。赤坂大歌舞伎は、初めて歌舞伎に足を運んでいただけるお客様も多くて、今回のように新しい挑戦もできるし、「お染の七役」のような古典もできます。これからも大切にしたい場所ですね。

 
蓬莱竜太コメント
─初の歌舞伎への挑戦への意気込みをお願い致します。
現代劇しかつくったこのない自分が、歌舞伎に参加出来ることは非常に光栄なことだと思っています。同時に右も左もわからない世界なのでとても緊張しています。自分の力を出し切りたいです。

─赤坂大歌舞伎で作・演出を勤めることになった経緯を教えてください。
以前から勘九郎さんに「歌舞伎を書いてほしい」と言われておりまして、本気で言っているのか冗談なのかわからなかったのですが、この度正式に依頼されまして本気だったと判明しました。

─中村勘九郎さん、中村七之助さんお二人の印象をお聞かせください。
客席から観る勘九郎さんは普段より大きく見えます。とにかく凄いとしか言いようがない。七之助さんからは「艶」を感じまくります。最近の二人は風格と貫禄が備わってきて、口をきくのもおっかない存在です。

─『夢幻恋双紙 赤目の転生』は、どういった話になりそうでしょうか?
勘九郎さん演じる「太郎」が七之助さん演じる「歌子」をなかなか幸せに出来なくて、何度も違う人格になって人生をやり直すことになるという奇妙な物語です。同じ「太郎」なのですが、人格は全然違うのである意味何役も演じるのと一緒
です。色んな勘九郎さんを観られるのでお得です。

 
チケットの一般発売は2月中旬を予定しているとのこと。
続報に期待しよう。

(文:エントレ編集部)

公演情報

新作歌舞伎「夢幻恋双紙 赤目の転生」

演目 :新作歌舞伎「夢幻恋双紙(ゆめまぼろしかこいぞうし) 赤目(あかめ)の転生(てんせい)」
作・演出:蓬莱竜太
出演 :中村勘九郎、中村七之助 ほか

会期 :2017年 4月
会場 :TBS赤坂ACTシアター

新作歌舞伎「夢幻恋双紙 赤目の転生」 公式サイト
ぴあでチケットを購入icon
ローチケでチケットを購入icon

この記事はお役に立てましたか?
以下の「フォローする」を押してください! あなたのフェイスブックに演劇情報(ときどき舞台動画)をお届けします! よろしくお願いします!!(エントレ編集部)


 ≫広告掲載のご案内

Tag (キーワード)

この記事を書いたのは


前の記事と次の記事

編集部ピックアップ!

エントレがおすすめする他の舞台



ロフトネットストア
Copyright 2017 Village Inc.