2016.12.16

土田世紀の漫画「俺節」が安田章大主演で舞台化/シャーロット・ケイト・フォックス、福士誠治らが出演



舞台「俺節」 写真はシャーロット・ケイト・フォックスと福士誠治
舞台「俺節」 写真はシャーロット・ケイト・フォックスと福士誠治
 

土田世紀の漫画「俺節」が安田章大主演で舞台化。2017年5月から東京、大阪で上演される。脚本・演出は福原充則。

 
「俺節」(おれぶし)は、「ビッグコミックスピリッツ」(小学館)で 1991 年から 1993 年にかけて連載された土田世紀(1969‐2012)の漫画。
青森県津軽出身の高校生・海鹿耕治(あしか こうじ)が単身上京し、演歌歌手を目指して奮闘する涙と感動の青春群像劇で、若者たちの愚直なまでの情熱、愛と友情、苦悩、焦燥感が、それを象徴するような演歌の歌詞とともに濃厚なタッチで描かれ、人気を博した。

舞台「俺節」の脚本・演出を手掛けるのは、高校時代から漫画『俺節』のファンで、「いつか舞台にしたいと思っていた」という福原充則。
原作の熱量と泥臭い味わいはそのままに、若干設定を変え、コージとオキナワ、テレサの関係を中心に物語を構成するという。

コージ役を務めるのは、約2年半ぶりの舞台出演となる関ジャニ∞の安田章大。テレサ役は、連続テレビ小説『マッサン』でヒロインを務めたシャーロット・ケイト・フォックス。オキナワ役は、現代劇から時代劇まで様々な役柄で活躍する福士誠治。さらに西岡德馬、扉座の六角精児、猫のホテルの中村まこと、劇団☆新感線の高田聖子、KAKUTAの桑原裕子が出演する。

  

STORY

演歌歌手を目指して青森から上京したコージ(安田章大)。抜群の歌唱力を持っているらしいが、気弱であがり症なばっかりに、いざ唄うとなると緊張してまともに唄えない。しかし、演歌に対する思いだけは、煮えたぎるように熱い。

その熱に感化されたのか、お調子者のギター弾き・オキナワ(福士誠治)は、根城とするドヤ街・みれん横丁へとコージを連れて行く。そこでコージは偶然、ヤクザに追われているテレサ(シャーロット・ケイト・フォックス)と出会うことに。彼女は不法滞在中のストリッパー。コージの演歌は、彼女への思いが募るほどに加速する。

やがて、飲み屋街で流しの演歌歌手として修行を始めたコージとオキナワは、コンビで演歌界デビューを果たそうと、アマチュアコンテストへの出場を繰り返す。そんな中、デビューの話が持ち上がるが、そこには「コージ一人で、ソロ歌手として」という条件があった……。

 

福原充則(脚本・演出)

連載当時から漫画『俺節』を読んでいました。誰に頼まれたわけでもないのに、負けても負けても立ち上がって、リングに上がり続けるような主人公を中心に、今というものからちょっとズレている人達、世の中とコミットしたいんだけれども上手くいかない人達が、右往左往しながらも前に進んでいく物語は、いまも僕の心の拠り所になっています。

この作品に描かれた、言葉にするのはちょっと恥ずかしいような SOUL と LOVE を伝えたくて、素晴らしいキャストに集まってもらいました。初対面でいきなり歌ってもらったにもかかわらず、僕が漫画を読んで想像していたコージの歌そのものの、人間味が滲む演歌を聞かせてくれた安田さん。“人の悲しさがわかったうえでの優しさ”を感じさせるシャーロットさん。高い“アニキ力”をとてもさりげなく発揮してくれる福士さん。そして西岡さん、六角さん、まことさん、高田さん、桑原さんと、いずれも原作の熱と泥臭さを存分に体現できるメンバーです。物語に沿って、登場人物たちが劇中で実際に演歌を唄うところも、舞台ならではの面白さ。

原作ファンのかたに「こんなの俺の『俺節』じゃない!」と言われても、「でもこれが、稽古場でみんなでつくった『俺節』です」と胸を張れるようにはしたいですね。リングに上がろうとすらしない人が増えている気がする今、この作品を通して、お客さんに「あなたにも SOUL と LOVE はありますよね?」と問うてみたいと思います。

 
安田章大

今回のお話をいただいて初めて原作を読みました。不器用だけど一途で、何度つまずいても必死に喰らいついていくコージの姿が素敵でカッコよくて、土田さんの熱量と思いを感じました。あがいても上手くいかないことって、誰にでもあると思うんです。そこで必死にもがく姿、諦めずに貫き通す心の清らかさや強さは、人の心を打つ美しさを持っていると思う。

そんな世界観を、まだまだもがいている僕がコージを演じることで伝えられたら、ものすごく嬉しい。関ジャニ∞のデビュー曲が「浪花いろは節」で、もともと演歌には縁があります。その演歌に気持ちを乗せて、舞台で目一杯唄えることも楽しみです。毎ステージ惜しみなく全力を出し切って、感情が爆発しているような舞台になればと思います。

 
シャーロット・ケイト・フォックス

お話をいただいた時は、私が日本語の舞台に!? と驚きました。大きなチャレンジなので怖さもありますが、ストリッパー役というのもなかなか経験できないと思うので、楽しみたいです。

試しにポールダンスのレッスンを始めたら想像以上に大変で、最初はアザだらけになりました。役の背景まで掘り下げながら、孤独なサバイバーとして生きてきたテレサの人間性や愛を見出したいです。

子どもの頃から舞台が大好きだった私は、劇場の匂いに包まれると家に帰ってきたような気持ちになります。エネルギッシュな素晴らしい舞台になることを、とても楽しみにしています。

 
福士誠治

演歌という大きな主軸を持った、芝居と音楽が融合したこの舞台で、コージの相棒・オキナワを演じます。コージと切っても切れない関係を作って、お客さんに何か届けられたら幸せです。

この12月に初めて舞台の演出を経験して、より一層、演劇の世界が好きになったと感じているので、まずは稽古場でのセッションを楽しみたいですね。ギターの生演奏もあるので、四六時中ギターに触れて猛特訓して備えたい。それでももし足りない時は、音楽に対する熱い気持ちで勝負できたらと思います。芝居もギターも原点に戻る気持ちで、覚悟を決めて頑張ります。

 
福原充則さんの脚本・演出に加え、素晴らしいキャストが集結しているので来年の春が今から楽しみだ。

チケットの一般発売は2017年3月18日から。

(文:エントレ編集部)

公演情報

舞台「俺節」

【原作】土田世紀
【脚本・演出】 福原充則

【出演】
安田章大 シャーロット・ケイト・フォックス 福士誠治
六角精児 高田聖子 桑原裕子 中村まこと 西岡德馬 他

2017年5月28日(日)~6月18日(日)/東京・赤坂ACTシアター
2017年6月24日(土)~30日(金)/大阪・オリックス劇場

舞台「俺節」 公式サイト
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