2016.12.13

【動画4分】風琴工房の新作は「4センチメートル」の距離を巡る福祉車両開発を描いた音楽劇


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風琴工房「4センチメートル」チラシ画像
風琴工房「4センチメートル」チラシ画像
 

詩森ろばが主宰する「風琴工房」の舞台「4センチメートル」が12月21日から下北沢ザ・スズナリで上演される。

風琴工房の舞台「hedge」(2013年)では企業再建ファンドという経済から社会を俯瞰し、「penalty killing」(2015年)では斜陽のプロアイスホッケーチームを取り上げ地域コミュニティの可能性までもを照射。

卓越した視点から現代を切り取り、問題提起しつつも、それにとどまらず時代が打つべき次の一手を演劇の形で提示し続ける詩森ろばが、今回は福祉を正面から取り上げ、開発という視点から切り取り、演劇として立ち上げる。

 

実際にあった福祉車両の開発とその困難を描く

多くの肢体不自由者とその介護者にとって生きるための必須アイテム「車」。

タイトルになっている「4センチメートル」は、車椅子を車椅子ごと、車に乗せるために普通車両を改定するべき車高の差。
「4センチメートル」が分ける健常と障害の距離。
その距離こそが、今演劇にするべきことと信じ、現代日本の問題と希望がミクロに凝縮された一瞬を描き出す。

 

Youtubeで観る

 

STORY

多くの肢体不自由者とその介護者にとって生きるための必須アイテム。
「車」。
本作品は実際にあった福祉車両の開発とその困難を描く詩森ろばの新作です。

「4センチメートル」は、
車椅子を車椅子ごと載せるために、
普通車両を改定するための車高の差。
4センチメートルが分ける健常と障害の距離。
その距離のなかにある、
問題と希望を音楽劇のかたちで描きます。

 

詩森ろば(風琴工房 主宰)

ある日、大手自動車企業の一人の開発者が車椅子で乗れる車を開発するまでの雑誌記事を読みました。
福祉というわたしたちの生活と密接した大切な視点から、会社や経済、そしてひとが描けると思い、読んだ瞬間これを書く!!書きたいと決めていました。

そして、夏の公演で初めて組む音楽家との打ち合わせに向かっていた時、ふと思い立ったのです。
「そうだ。音楽劇にしよう。」

劇場がオモチャ箱をひっくり返したみたいな自動車工場になり、俳優が歌いながら、演奏しながら、踊りながら、車を作る。
人生に寄り添い、ともに泣き、ともに笑う。そんな車を。

というわけで、風琴工房、今年のスズナリは例によってかなり無謀で、とびきり楽しく、実直な車両開発のおはなしです。

 
演出 詩森ろば について
1993年、劇団風琴工房を旗揚げ。以後全ての脚本と演出を担当。時に詩のようなと評される美しい言葉の扱いに定評があったが、近年では対話を中心としたリアルな作風にシフトチェンジ。綿密な取材の元に、独特の雰囲気の中にもより現実とリンクした作品を作り始めている。

2003年「紅き深爪」で劇作家協会新人戯曲賞最終候補。2011年「葬送の教室」にて鶴屋南北戯曲賞最終候補。2013年演出作品「国語の時間」(作 小里清)にて読売演劇大賞優秀作品賞受賞。

 
風琴工房 について
セクシャリティ、老人問題、少年犯罪、終末医療など、扱う題材の多彩さと現代を網羅するその問題意識がそのまま風琴工房の作品世界を構築しています。常にマイノリティの側に立つその眼差しを軸として、流行に左右されない、しかし独自の雰囲気を持つ硬質な演劇の作り手として静かに衆目されてきました。ハードな訓練に裏打ちされた演技力の充実、一流のスタッフ陣による高精度のスタッフワークなど、妥協を許さない空間構成の美しさも見どころの一つとなっています。

(文:エントレ編集部)

公演情報

劇団風琴工房 音楽劇「4センチメートル」

【作・演出】詩森ろば
【出演者】
杉木隆幸 (ECHOES)、酒巻誉洋、佐野功、根津茂尚(あひるなんちゃら)、寺井義貴(ブルドッキングヘッドロック)、三原一太(はらぺこペンギン!)、岩原正典、李千鶴、小玉久仁子(ホチキス)、田中千佳子(チタキヨ)、ししどともこ(カムヰヤッセン)

2016年12月21日(水)~12月29日(木)/東京・下北沢ザ・スズナリ

劇団風琴工房 音楽劇「4センチメートル」 公式サイト

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