2016.11.8

正直なめてました 2.5次元舞台 スゴイです/ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」観劇レビュー


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ハイキュー!
舞台「ハイキュー!」舞台写真 (C)古舘春一/集英社・ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」製作委員会 Photo by Shunsuke Watabe

正直、なめてました。2.5次元舞台。すごいです。今見るべき必見のエンターテイメント!

 
演劇プロデュースユニットMoratorium Pants(モラパン)の主宰 橋本昭博です!

ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」を観に行ってきました!観劇レビュー書かせて頂きます。

 
演劇界のみならず、今や日本のエンターテインメント界で話題の「2.5次元舞台」(漫画やアニメなど二次元の作品を舞台化したもの)
実は初めて見ました。ごめんなさい。正直、なめてました。

「イケメン舞台なんだろう」「漫画やアニメの原作のファンが楽しむものなんだろう」と。そんな気持ちの中、劇場へ。
びっくりしました!すごいです。完全に裏切られました。全てがハイクオリティーの舞台!今見るべき必見のエンターテイメントです!

 

アニメと漫画とバレーボールの世界を、最先端テクノロジーで表現!ハイパープロジェクション演劇!

ハイキュー!!
舞台「ハイキュー!」舞台写真 (C)古舘春一/集英社・ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」製作委員会 Photo by Shunsuke Watabe

ハイパープロジェクション演劇と銘打っている今作。

まず、最新映像テクノロジーによるプロジェクションマッピングがすごい!今や、演劇で映像を使うこともプロジェクションマッピングを使うことも珍しくないことになってきましたが、その使い方は未だに難しいと感じます。そして僕自身、演出家として映像・プロジェクションマッピングを使うことがあるのですが、とっても大変です。映像を作るのもそれを役者と合わせる時間も労力も、ものすごく。だからこそ、この舞台を見て、驚愕しました。

さすがに冠に「ハイパープロジェクション演劇!」とつくだけのことはあります。一線を画しております。
舞台奥のセットの壁面と、床面。そして役者が持って出てくるモノと役者に対して、見事なまでにシンクロした映像がほぼ2時間半ずっと映し出され、物語と役者と融合しながらお客をしっかりと2.5次元へと連れて行ってくれます。
そして舞台上のカメラで実際に役者が撮影してる映像が、生でスクリーンに写し出されるなど、などなどなどの最先端の映像技術も楽しめます。「ここまで来てるのか!映像技術は!!」と、驚かされました。

この映像。バレーボールの試合の様子を喚起させるのには必要不可欠だし、アニメの要素が観る者の想像力を刺激し、時には芝居に合わせて漫画の名シーンが映し出され「ハイキュー!!」の世界へどっぷりと浸からせてくれます。

まさに、ハイパープロジェクション演劇です。

 

斬新で緻密な表現を支える、今話題のクリエイターたち

ハイキュー!!
舞台「ハイキュー!」舞台写真 (C)古舘春一/集英社・ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」製作委員会 Photo by Shunsuke Watabe

そして、その最先端のハイテク技術を駆使した特殊演出の数々にも脱帽させられますが、演劇ならではのアナログなアイデア満載の演出にも驚かされます。

演出には最先端テクノロジーを大胆に使った演出に定評のある、ウォーリー木下さん。
脚本に、若手演劇界の旗手であり人気劇団「柿食う客」代表の中屋敷法仁さん。
音楽に、今演劇界で超人気の音楽家 和田俊輔さん。世界観に完全にマッチしたかっこいい音楽が、作品に深みを与えて物語を躍動させてくれてました。

そして、振付は振付集団 左 HIDALI さん。バレーボールの試合のシーンなど、難しい表現もたくさんあるなか、斬新なフォーメーションダンスなどオリジナルティ溢れる身体表現で観るものを圧倒させてくれます。

今話題のクリエイターたちが集結して創り出す世界。ハイテクとアナログの融合は観るものを興奮させてくれます。
そして、新たな演劇の可能性を広げてくれているように感じます。

 

若手俳優の熱い演技が高次元で融合

ハイキュー!!
舞台「ハイキュー!」舞台写真 (C)古舘春一/集英社・ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」製作委員会 Photo by Shunsuke Watabe

そして、イケメンです!
実力を兼ね備えたフレッシュな総勢29名の若手俳優が舞台を所狭しと動き回り、ほぼ2時間半ずっと動きっぱなしで送るスポーツ青春物語!
それはまさに漫画的な、実にユーモアたっぷりで魅力的な多種多様のキャラクターたちが、必死にバレーボールの球を追い掛け、青春を懸けて戦う姿はまさに王道スポ根アニメ!

稽古を積み重ねたであろうバレーボールの試合のシーンは、映像と音楽、斬新なフォーメーションダンス、そして若い俳優の身体で表現され、激しくも洗練された圧巻のシーンとなっていて観るものを興奮させます。

そんな激しさの中にもしっかりとした、挫折に苦しみながらも成長していく人間ドラマに、涙さえ流してしまうほどでした。
若手俳優それぞれが楽しみながらキャラクターと向き合い演技してる姿も共感が持て、感情をストレートに伝える熱い演技に感動させられます。

 
ちなみに、ここまで語っておいて、僕は原作の漫画もアニメも一度も見ずに、前情報ゼロで観に行って、これだけ感動できたので、
これはきっと、原作を知っている人たちにはもっともっと熱くなれる作品なんだろうな~!!!と思います。原作読みたくなりました。

 
ハイキュー!
舞台「ハイキュー!」舞台写真 (C)古舘春一/集英社・ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」製作委員会 Photo by Shunsuke Watabe

東京公演が終わり、岩手、福岡、大阪とツアー公演をして、東京にまた12月に凱旋公演で帰ってきます。
※千秋楽はライブビューイングもあるそうです!!

熱血バレーボール青春漫画に、ハイテク技術とアナログな演劇表現、そこに若手俳優の熱い演技と、いま旬なクリエイターたちが高次元で融合する“新たな演劇”これが「2.5次元舞台」です。

ぜひ!原作ファンはもちろんの事!僕のように食わず嫌いしてる方も、一度、見てみることをお薦めします。これは、すごい。
日本文化の漫画とエンターテイメントの融合を最先端で感じられる、今見るべき必見のエンターテイメントです!

(文:橋本昭博

公演情報

ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」〝烏野、復活!〞

原作:古舘春一「ハイキュー!!」(集英社「週刊少年ジャンプ」連載中)
演出:ウォーリー木下
脚本:中屋敷法仁・ウォーリー木下

出演:須賀健太/木村達成/小坂涼太郎 三浦海里 塩田康平 橋本祥平
川原一馬 秋沢健太朗 猪野広樹 冨森ジャスティン/
永田崇人 近藤頌利 武子直輝 後藤健流 川隅美慎 梶原 颯 中村太郎/
新井 將 木村 敦 釣本 南 橋本全一 松本祐一 廣野凌大/
松田 裕/遊馬晃祐 小波津亜廉/
山口賢人/ 内田 滋 林 剛史

東京:2016年10月28日(金)~11月6日(日) AiiA 2.5 Theater Tokyo
岩手:2016年11月12日(土)~13日(日)   田園ホール 矢巾町文化会館
福岡:2016年11月17日(木)~20日(日)  キャナルシティ劇場
大阪:2016年11月24日(木)~27日(日)  梅田芸術劇場 メインホール
東京凱旋:2016年12月1日(木)~4日(日) AiiA 2.5 Theater Tokyo

「ハイキュー!!」 公式サイト
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