10月前半の☆作品を発表します!
QSCスタッフの森脇です。
さあ、いよいよ10月も半ばを過ぎて、QSCの〆切が迫ってきました!
現在のところ、27本。
100本行くんでしょうか。行かないんでしょうか。
例年、〆切直前の投稿が多いので、どうなるかわかりませんが、たくさんの投稿を今でも待っています!
そして、今年の☆作品は今回で最後!
これまでの☆作品はこちらの通りです。
8月の☆作品について
9月前半の☆作品について
9月後半の☆作品について
ということで、10月前半の☆作品について発表します!
では、まず10月前半の1本目から。
確かに、なんだかいろいろと間違っているような気がしました。大阪の方だからでしょうか、シュールな中にもツッコミを待っている感じが伝わってきます。
なんだろう、とても映画っぽい雰囲気なのです。遠くに離れている父に話しかける娘をヨリで正面から撮っているとか、最初高い所から入ってきて、全体を俯瞰で見せるとか、映像作品を観やすくする工夫がいろいろとあったような気がしました。そして、お父さん、最後どんな気持ちだったんだろう・・・、と切なくなりました。
一見、QSCに参加する際のメイキングのような感覚で観ていましたが、そうでないことが後で分かります。脚本家の悲哀が映し出されていました。
亡くなったお母さんを想う息子の気持ちを語った一人芝居でした。「風が運ぶ」ってカッコいいです。
一つ上の「風が運ぶ」と同じ劇団の方が投稿してくださったものですが、えらくテイストが違っていました。目的はどうあれ・・・何なのかは最後まで観るとわかりますが、それにはそうだなーと思いました。終盤芝居が変わっていくところが面白かったです。
奥さんはそんなことを思っていたのかー!という驚きと、「もしかして、うちの奥さんも思っているのでは?」と思い直し、朝ごはんのメニューを意識するようになりました。
ダメな感じの人たちがダメな感じのやり取りをしているところに好感が持てました。予想通りの展開と、予想を裏切るような展開が交互にくるのも面白かったです。岡田あがささんの存在感もさすが。
うつし鏡ということで、自身の心の闇部分が投影された存在を観ているというか、カメラのファインダーごしに見えてくるということなんでしょうね。どんなことが闇だったのか? 自分ならどんな闇が見えるのだろう?と思いました。
「ちぐはぐしーしーほんとぱんち」と、読むようです。制服の女子高生が海沿いにたたずんでいるだけで絵になります。ファンタジーなのでいろいろな想像をしながら見させて頂きました。
ということで、10月前半(10月1日~15日)にエントリーされてきた9本について書いてきました。
では、今回の☆作品を発表したいと思います。
今回の☆作品は・・・、
塩出太志『ある日のカルマ』です!
塩出太志さんは岡田あがささんが出演された「ロード・オブ・ツリメラ」という映画を撮られた監督さん。さすが映画監督、フレームの切り取り方がとても気持ちが良かったです。また、ストーリーの中でも「あれ?そうなの?」と思う部分が短い間隔で度々入ってくるので、集中が切れることなく楽しむことができました。とても観やすかったです。
spandrel/range『背中のライオン』も、この先どうなるんだ?という展開、緊張感のあるシーンがあって面白かったですが、今回は『ある日のカルマ』が☆作品です!
☆作品の副賞として、エントレのサイドバーにサムネイルとリンクを掲載させて頂きます。※11月上旬くらいまで。
10月後半の☆作品はありませんので、次は11月25日のノミネート発表をお楽しみに!
※ちなみに、☆作品に選ばれるかどうかと、ノミネート作品に選ばれるかどうかは、全く関係ありません!
(文:森脇孝/エントレ)
第5回クォータースターコンテスト
【審査員】鴻上尚史 鄭義信 別所哲也 行定勲(50音順 敬称略)
【募集期間】2016年8月1日(月)~10月31日(月)
【場所】WEB上
【主なルール】12分0秒以上、15分0秒以下の演劇動画を作ること。1台のカメラで撮影し、編集はNG。
【賞について・詳しいルール・投稿方法・過去の受賞作品】以下の公式サイトをご覧ください。
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