2016.10.6

犬飼勝哉 約1年ぶりの新作舞台「サークル」が10月に上演


舞台「サークル」
犬飼勝哉『サークル』フライヤービジュアル
 

犬飼勝哉が作・演出を手掛ける舞台「サークル」が10月21日から東京・ターナーギャラリー4Fで上演される。

 
犬飼勝哉は演劇カンパニー「わっしょいハウス」の主宰・脚本家・演出家として、東京に拠点を移した2010年から2015年に12本の作品を上演。
一人語りと対話を、またリアルと法螺話を自由に行き来する、その独特な手法でコアなファンを静かに興奮させてきたが、2015年『東京の家』を製作後に活動を休止した。

今回上演する「サークル」は「犬飼勝哉」個人名義での公演。
出演者も二人だけ、ほぼなにもない空間で、俳優の身体と意識の動き、またそのユニークなテキストを全面に押し出した、シンプルな演劇を作り出す。

 

STORY

あらすじ――
造船所の跡地を利用して建設されたのてショッピングモール〈コディット青桐〉は海沿いに位置していた。
左右に対となるマーメイドのシンボルマークは、かつてこの青桐の海岸に実際に棲みついていたといわれる人魚をモチーフにしたものだった。夜な夜な響きわたる歌声に誘われて、真っ黒な海へとついつい飛び込む町民が当時いたとかいないとか。

昼霞市のまさに「竜宮城」として、休日の〈コディット〉は人々で賑わった。家族連れは自家用車でやってきては屋上や周辺に用意された「二時間無料」の駐車場に車を停めた。それにきっと中高生らにとってはひとつのデートスポットして機能していた。カラオケやボーリングや映画などを楽しんだ後、海の見える丘でサーティーワンのアイスクリームを舐めたりした。

無料の循環バスの、タイヤの真上の席に座ると振動が体に直に伝わり、どうも気分が悪くなるような気がした。窓際に座った彼は外を見てがかりだった。窓の外は夏で、晴れていて暑そうだった。引っ越したばかりのマンションルームに必要な家具や電化製品を、この日わたし達は〈コディット〉で買い揃えるつもりでいた。バスが大きくカーブを曲がると、ようやくその〈コディット〉の外観が見えてきた。ウミネコかカモメが周囲を飛び交っていたような覚えがある。まるで波打つような流線形の、清潔感のある白い外観の、あの敷地面積およそ17万平方メートルの中には、まちがいなくこの町の「幸せ」のひとつのかたちがあるはずだった。

 
 
詳細は公式サイトで。

(文:エントレ編集部)

公演情報

犬飼勝哉『サークル』

作・演出:犬飼勝哉
出演:浅井浩介 渡邊まな実
 
日程:
2016年10月21(金)、22(土)、24(月)
※23(日)は休演日
 
★終演後アフタートークを予定しています。
22(土)14:00 ゲスト:山崎健太氏(演劇研究・批評)
24(月)14:00 ゲスト:滝口悠生氏(小説家)
 
会場:
ターナーギャラリー4F
東京都豊島区南長崎6-1-3
ターナー色彩株式会社 東京支店
http://turnergallery.net/
西武池袋線「東長崎」駅南口より徒歩8分
大江戸線「落合南長崎」駅A2出口より徒歩10分
 
犬飼勝哉『サークル』 公式サイト
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