2016.9.13  44

能と3D映像が融合!? 宮本亜門演出「幽玄」プレビュー公演レポート


幽玄
宮本亜門演出「幽玄」舞台写真
 

能と3D映像を融合させた舞台「幽玄」が10月28日からシンガポール・リバーナイトフェスティバルにて上演される。

 
今年、2016年は日本とシンガポールの外交関係樹立50周年にあたり、これを記念してシンガポールの野外フェスティバル「リバーナイト・フェスティバル」にて能楽と3D映像を融合させた作品「幽玄」を上演する。

シンガポールでの上演に先立って、都内で関係者向けにプレビュー公演が行われた。

 
宮本亜門演出「幽玄」客席の様子
宮本亜門演出「幽玄」客席の様子
 
3Dの映像を観るために、まずは観客全員が能面っぽい3Dメガネをかけるように言われた。上記がその様子。ただの3Dメガネではないので、結構異様な光景だが、演出の宮本亜門さんは楽しそうに客席を眺めていた。

 
宮本亜門演出「幽玄」舞台写真
宮本亜門演出「幽玄」舞台写真

舞台の奥に白い壁があり、ここに映像が投射されていた。上記の写真のように「山々の景色」の時には、映画の3D映像と同じように、山が遠くまで連なっているような奥行きが感じられた。

また、「花吹雪」が散ってくるシーンでは、俳優がいる空間に加えて「俳優と観客の間の空間」にも花吹雪が舞い散ってくる感覚があり新鮮だった。

今回は「能楽」という日本の伝統芸能を世界に伝えるという企画だったが、能楽のみならず演劇と3D映像との融合は、技術の進歩と共にもっと多く出てくるのではないかと期待させられる内容だった。

ちなみに、本作の3D映像を手掛けた奥秀太郎氏の次回作、PREMIUM 3D MUSICAL「英雄伝説 閃の軌跡」は2017年1月に上演されるとのこと。これからの「演劇×3D」の動向にも注目していきたい。

(文:森脇孝/エントレ)

公演情報

能×3D「幽玄」

【企画監修】土屋恵一郎
【構成・演出・台本】宮本亜門
【映像】奥秀太郎
【技術協力】福地研究室(明治大学)
【音楽】福岡ユタカ

【出演】
石橋
白獅子:藤波重彦
赤獅子:角 幸二郎

羽衣
シテ:清水義也
男:高瀬一樹
青年:相ヶ瀬龍史

シンガポール・リバーナイトフェスティバル公演
2016年10月28日(金)~10月29日(土)/シンガポール・アジア文明博物館・野外ステージ

国際交流基金 公式サイト
東京・劇場マップ/仕事帰りの趣味⇒舞台・演劇を観よう!

 シェアする

 ツイート

 シェアする


最近の記事


 ≫もっと見る
 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

編集部ピックアップ!

エントレがおすすめする他の舞台



Copyright 2019 Village Inc.