2016.6.27  44

別役実が描く新しいかぐや姫の物語 舞台「月・こうこう, 風・そうそう」が7月に上演/和音美桜さん、橋本淳さんへの質問を募集!


月こうこう、風そうそう
「月・こうこう, 風・そうそう」フライヤー
 

別役実の書き下ろし新作「月・こうこう, 風・そうそう」が新国立劇場で7月13日(水)から上演される。

 
今は昔、竹林の中。風が軽やかに吹き抜けていく。これから心中しようと粟粥を食べる老爺と老婆の前に、美しい「姫」が現れる。「通りがかりのものです。助けていただけますか……?」
何者かに追われている姫を守ることになってしまった老爺と老婆だが・・・

別役実が描く新しい「かぐや姫」の物語というだけで、わくわくしてくる方も多いだろう。演出は宮田慶子。「姫」は和音美桜が演じる。

また物語の鍵を握る「男」に山崎一、爺と婆の老夫婦に花王おさむ、松金よね子、暗躍する竹林の住人たちには橋本淳、竹下景子、瑳川哲朗ら実力派の俳優たちが集結する。

 

STORY

今は昔、竹林の中。風が軽やかに吹き抜けてゆく。

竹林に暮らす老爺と老婆は、心中する場所を探してさまよっていた。死に場所と決めたところにゴザを敷き、粟粥を食べている二人の前に、旅姿の美しい姫が現れる。

――通りがかりのものです。助けていただけますか……?

誰かわからない者から逃げているという姫には、とある事情が……。
いつの間にか姫を守ることになってしまった老爺と老婆。

もつれ合う人間模様をよそに、竹やぶには月が輝き、風が吹き、竹の葉がゆらゆらとたなびいていた……。

 

別役実(作)

これまでの竹取物語には前篇があったはずだと、折口信夫氏が言っている。

確かに、かぐや姫がこの世にやって来た事については、何らかの経緯いきさつがあってしかるべきであろう。しかもそれは追跡され難い事柄であろうから、近親相姦とか其の種の根深いものであることが伺える。

これにもう一つ、うつぼ舟伝説(父なし子を産んで流されるお話)を重ねあわせたのが今回の私の仕事である。

一体、かぐや姫を巡ってどの様な出来事が巡り、巡り取られて行くのであろうか。そしてそれが、どの様にして収まるべくして収まるのか。竹取物語を巡って、オイディプス事件的解読をしてみようと思うのである。

つまり、竹取物語には表面は静かでありながら、オイディプスと同様の神代かみよのダイナミズムが働いていると思われるのであり、それを見顕したいと考えているのである。

 
宮田慶子(演出)

かつて私が演劇に目覚めた学生の頃、すでに別役実氏は時代の先端を疾走していました。固有名詞を持たない登場人物、一本の電信柱、平易な日常語でありながら、不条理な世界を描く数々の戯曲に、私は夢中でした。発表されるすべての戯曲を、待ちわびながら読みました。

個や社会、家族の関係性、空洞化する精神性……。常にまっすぐ核心を見抜きながら「日本の現代」を鋭く突く作品を作り続ける別役氏は、日本演劇界の宝、そしてわたしにとっては永遠の憧れの存在です。その別役氏に「新作を書き下ろしていただく」ことは、「夢」以外の何ものでもありません。全力で向き合わせて頂くのみです。

 

和音美桜さん、橋本淳さんへの質問を募集!

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(文:エントレ編集部)

公演情報

舞台「月・こうこう, 風・そうそう」

【作】別役実
【演出】宮田慶子
【出演】和音美桜 山崎一 花王おさむ 松金よね子 橋本淳 竹下景子 瑳川哲朗 ほか

2016年7月13日(水)~7月31日(日)/東京 新国立劇場 小劇場

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