2016.6.10

浦井健治×蒼井優 絵画のように美しいエリザべス朝演劇の衝撃作!/舞台「あわれ彼女は娼婦」観劇レビュー


舞台「あわれ彼女は娼婦」舞台写真
「あわれ彼女は娼婦」舞台写真 左より浦井健治、蒼井優 撮影:谷古宇正彦

浦井健治×蒼井優 絵画のように美しいエリザべス朝演劇の衝撃!/舞台「あわれ彼女は娼婦」観劇レビュー

青年座On7(オンナナ)の尾身美詞です!本日は、新国立劇場 中劇場で開幕した注目の舞台「あわれ彼女は娼婦」の観劇レポートをお届けします!

絵画のように美しい!エリザべス朝演劇の衝撃作!

エリザベス朝演劇の終盤を代表するイギリスの劇作家、ジョン・フォードの名作戯曲「あわれ彼女は娼婦」が6月8日、新国立劇場 中劇場にて開幕。
将来を嘱望される優秀な兄ジョヴァンニ(浦井健治)と類希な美貌の妹アナベラ(蒼井優)の禁断の愛を中心に、二人を取り巻く人々の欲望が壮絶に描かれる愛憎劇。演出は栗山民也で贈る話題の舞台です。

「あわれ彼女は娼婦」舞台写真
「あわれ彼女は娼婦」舞台写真 左より浦井健治、蒼井優 撮影:谷古宇正彦

巨大な十字架を思わせる美術がそびえ立ち、舞台上には真っ赤な花びらが散らばり、場内に入った瞬間から美しい世界にぐぐぐっと魅き込まれます。
そして開演・・・。
マリンバの妖しい音色・・・、鮮やかな照明によって重厚な美術がさらに美しく浮かび上がり、自然と中世イタリアのパルマに誘ってくれます。

エリザベス朝演劇とはシェイクスピアやクリストファー・マーロウなど名立たる劇作家を輩出した時代であり、この時代の終盤で活躍したのが、作者ジョン・フォードです。ですからご想像の通り、長台詞の嵐ですが、その台詞さえも劇場に美しく響きます。

巨大な十字架の上での兄妹の禁断のラブシーンは、まさに絵画のような美しさ・・・!
神の前で罪を背負いながら愛し合う二人の美しさは必見! 本日公開されたダイジェスト動画ではその一端を観ることができます。【動画1分】


「あわれ彼女は娼婦」ダイジェスト動画【動画1分】

また、この作品の大きな見所は、兄妹の周りで繰り広げられる周囲の人間ドラマ。アナベラに求婚する男たちの男同士の戦い、主従関係、家族、夫婦など様々な視点の嫉妬・復讐心・愛憎が飛び交います。
どの役にも深い業が渦巻いているのですが、脇を固めるベテラン俳優陣の重厚感!!素敵です。

繊細に繊細に創り込まれた、絵画のように美しい「あわれ彼女は娼婦」は26日まで!
ぜひ劇場に足をお運びくださいませ。

 

詳細は公式サイトで。
舞台「あわれ彼女は娼婦」公式サイト
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(文:尾身美詞)


 

公演情報
作:ジョン・フォード
翻訳:小田島雄志
演出:栗山民也

出演:
浦井健治 蒼井 優
伊礼彼方 大鷹明良 春海四方 佐藤 誓 西尾まり 浅野雅博 横田栄司
宮 菜穂子 前田一世 野坂 弘 デシルバ安奈
川口高志 頼田昂治 寺内淳志 峰﨑亮介 坂川慶成
鈴木崇乃 斉藤綾香 髙田実那 大胡愛恵
石田圭祐 中嶋しゅう

2016年6月8日(水)~6月26日(日)/東京・新国立劇場 中劇場

詳細は公式サイトで。
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