2016.5.31  48

長塚圭史 演出、葛河思潮社「浮標(ぶい)」が三たび上演/田中哲司、原田夏希らが出演


長塚圭史 演出、葛河思潮社「浮標(ぶい)」が三たび上演/田中哲司、原田夏希らが出演
写真左から長塚圭史、田中哲司、原田夏希
 

長塚圭史のソロプロジェクト・葛河思潮社「浮標(ぶい)」が8月から三たび上演される。出演は田中哲司、原田夏希など。

 
1940年に初演された三好十郎の作品『浮標』。この戯曲には、泥沼の日中戦争の影が忍び寄る背景の中で生きる市井の人々の言葉が綴られている。芸術、思想、生命とあらゆる支えが奪われんとするなかで精神の葛藤を越えてたどり着く主人公・五郎の再生の境地と、最愛の妻・美緒の生命力と愛情を讃える絶唱が響き渡る、三好十郎が魂を込めた傑作戯曲だ。

2011年1月、ロンドン留学中に号泣しながら読んだという長塚圭史が、帰国後の新プロジェクト「葛河思潮社」の旗揚げ公演としてこの『浮標』を上演。続く2012年秋に再上演。東日本大震災で大きな被害を受けた仙台での公演も実現した。

そして2016年8月からKAAT神奈川芸術劇場を皮切りに豊橋、兵庫、三重、福岡、佐賀、東京にて上演される。田中哲司、原田夏希などが出演。さらに池谷のぶえ、菅原永二などの芝居巧者が脇を固めている。

 

STORY

夏も終わりの千葉市郊外の海岸。洋画家久我五郎は自己の芸術を信じ、肺を病む妻の美緒を看護しながら貧困と闘っている。彼を排する低俗な画壇、財産の譲渡を迫る家族など、苦境のうちに妻の病気は次第に悪化していく。戦地へ赴く親友が五郎を訪ねた数日後、その献身的な努力もむなしく美緒の病状が急変。その枕元で、五郎は万葉の歌を必死に詠み上げる-。

 

葛河思潮社とは

長塚圭史が演劇のさらなる可能性を探るべく立ち上げたソロプロジェクトです。このプロジェクトで
は、劇作家、演出家でもある長塚が自分の描いた脚本を演出するというスタイルにこだわらず、日本
の既存の戯曲や海外からの翻訳戯曲、さらには原作小説からの戯曲化など、あらゆる素材から演劇
作品を創り出していきます。また、ワークショップやリーディングといった手法を創作のプロセスに

極的に取り入れ、長期的な視点に根差した作品創りを志向します。さらには地域公演などにも積極
的に取り組み、常に刺激的な作品を広く発信していく場にしたいと思っています。

 

詳しくは公式サイトで。
葛河思潮社「浮標」 公式サイト
ぴあでチケットを購入
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(文:エントレ編集部)

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公演情報
【作】三好十郎
【演出】長塚圭史

【出演】
田中哲司 原田夏希 佐藤直子 谷田 歩 木下あかり 池谷のぶえ 山﨑 薫 柳下 大
長塚圭史 中別府 葵 菅原永二 深貝大輔(戯曲配役順)

2016年8月4日(木)、7日(日)/横浜・KAAT神奈川芸術劇場〈大スタジオ〉
2016年9月2日(金 )~ 4日( 日) /東京・世田谷パブリックシアター
2016年8月11日(木・祝)/豊橋・穂の国とよはし芸術劇場PLAT 主ホール
2016 年8月13日(土 )、14日(日)/兵庫・兵庫県立芸術文化センター阪急 中ホール
2016 年8月20日(土) 、21日(日)/三重・四日市地域総合会館 あさけプラザホール
2016 年8月28日(日)/福岡・北九州芸術劇場 大ホール
2016 年8月30日(火)/佐賀・佐賀市文化会館 中ホール

詳細は公式サイトで。
葛河思潮社「浮標」 公式サイト
ぴあでチケットを購入
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