2016.3.22  18

庭劇団ペニノ「ダークマスター」三度目の上演決定!


ダークマスター
庭劇団ペニノの舞台『ダークマスター』


庭劇団ペニノの舞台『ダークマスター』が、5月5日(木)から大阪のOval Theaterにて上演される。

 
新しく生まれるもの そして、失われていくもの
人は残酷さを楽しんで、生きている。

 
2003年、2006年に上演している庭劇団ペニノの舞台『ダークマスター』。
10年ぶり、3度目の公演となる今回は、大阪を舞台に台本を大幅に書き換えて上演される。

作・演出を務めるのは、2015年8月に上演した舞台『地獄谷温泉 無明ノ宿』にて、第60回岸田國士戯曲賞受賞したタニノクロウ。
国内外の演劇祭にも多数招聘されるなど、国際的にも活躍の目覚ましい若き奇才・タニノクロウが、大阪に滞在し、関西の俳優たちと新たな『ダークマスター』を創り上げる。

 

庭劇団ぺ二ノ ダークマスタ

以下、作・演出家 タニノクロウ氏からのコメント。

 

タニノクロウ コメント(作・演出)
この「ダークマスター」という作品は1995年にヤングチャンピオンに掲載された漫画が元になっています。わずか25ページの短編作品で、画は泉晴記、原作は映画「オールド・ボーイ」でも有名な狩撫麻礼です。

私はこの作品を初めて読んだとき、これは資本主義社会の支配/被支配体系をユニークに表現した作品だと感じました。機械のように人を使い、金を産ませ、洗脳し、必要なくなったら捨てる。この残酷な現代社会の営みをユーモラスに描いていると思いました。そしてそれは残酷だけれど、一方で人間は実はその残酷さに無意識のうちに身を任せたくなる、そんな死の欲望をさえもっているようにも思えてくる。

この作品の普遍的価値は、金の為に働く人間が居なくならない限り永遠に担保されるだろうと思います。

2003年に下北沢駅前劇場、2006年にこまばアゴラ劇場と過去2回公演をしています。今回3度目となる公演は、大阪を舞台にして台本を大幅に書き換えて上演します。

私は3年をかけて、大阪の俳優とワークショップを重ねてきました。その中で大阪の急速な変化を目の当たりにしてきました。広大な範囲に及ぶ再開発、積極的な企業誘致、爆発的に増加する観光客数、大阪都構想、その中で彷徨う人々。

この「ダークマスター」は、このようなめまぐるしい変化の中、新しく生まれるものと失われていくものが混じり合っている中で上演されることに最大の意味がある作品だと思います。

そしてこの作品の中で描かれる格闘の様に現代社会が抱えている闇と光を発見してもらえることを期待しています。
タニノクロウ

 

庭劇団ペニノ

2000年1月、昭和大学演劇部メンバー有志にて「庭劇団ペニノ」を結成。
自宅マンションを改造した劇場スペース「はこぶね」や野外での公演など、作り込んだ舞台美術とともに上演空間には透徹したこだわりを持つ。
「笑顔の砦」(07)「星影のJr.」(08)で2年連続で岸田戯曲賞にノミネート。
国内ではフェスティバル/トーキョー09秋、ふじのくに世界演劇祭(11)、KYOTO EXPERIMENT(14)に参加。
海外では「苛々する大人の絵本」はドイツ(09)、スイス(10)、ベルギー(11)などで上演され、スイスの著名な演劇賞 ZKB Patronage Prize 2010にノミネート。「誰も知らない貴方の部屋」ではアメリカ5都市ツアーを行い好評を博した(14)。「大きなトランクの中の箱」はウィーン芸術週間(15)にて上演。
最高の評価を得た。

タニノクロウ
1976年富山県出身。庭劇団ペニノの主宰、座付き劇作・演出家。セゾン文化財団シニアフェロー。2000年医学部在学中に庭劇団ペニノを旗揚げ。以降全作の脚本・演出を手掛ける。07年、08年と2年連続で岸田國士戯曲賞最終候補になる。国内外の演劇祭に多数招聘。15年3月ドイツにて「水の檻」を滞在製作。
2015年8月に最新作「地獄谷温泉 無明ノ宿」を発表。

 
 

「作品の中で描かれる格闘の様に現代社会が抱えている闇と光を発見してもらえることを期待している。」と、語るタニノクロウ氏。
観る者は、それぞれにどのような闇と光を発見することができるのか?
 
本作は5月5日(木)~15日(日)まで、大阪のOval Theaterにて上演。
その後、2017年2月上旬には東京公演も予定されている。

チケットは3月19日(土)より発売開始。
詳細は公式サイトで。

庭劇団ペニノ『ダークマスター』公式サイト

(文:エントレ編集部)

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公演情報
『ダークマスター』<新演出・大阪初演>

【作・演出】タニノクロウ
【出演】緒方晋 / 井上和也 / 大石英史 / FOペレイラ宏一朗 / 坂井初音

「男」役:井上和也
5月8日(木)19時
5月9日(金)19時
5月10日(土)14時・18時30分
5月11日(日)14時

「男」役:FOペレイラ宏一朗
5月12日(木)19時
5月13日(金)19時
5月14日(土)14時・18時30分
5月15日(日)14時

2016年5月5日(木)~15日(日) 大阪/Oval Theater

☆滞在製作:4月16日(土)〜27日(水)兵庫/城崎国際アートセンター
☆東京公演:2017年2月上旬 東京/こまばアゴラ劇場 予定

庭劇団ペニノ『ダークマスター』公式サイト

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