2015.11.5

青年座の【財産演目】舞台「からゆきさん」がまもなく上演/予告編動画が公開


青年座「からゆきさん」

劇団青年座の代表作のひとつ、舞台「からゆきさん」が11月14日(土)から紀伊国屋ホールで上演される。また、本作の予告編動画が公開された。

 
「からゆきさん」の初演は1977年。1990年には松竹と提携し、西田敏行、高畑淳子が出演して上演し好評を博した。その後も青年座の卒業公演で繰り返し上演され、劇団の「財産演目」と位置付けるほど大切に演じ続けられている作品だ。
そんな本作がまもなく紀伊国屋ホールで上演される。

こちらは稽古場の映像を使った本作の予告編動画だ。

 

STORY
天草出身の巻多賀次郎は、上海を皮切りに大陸を渡り歩いた末、ここシンガポールに根をおろし、娼館「二十六番館」の主人となった。

多賀次郎が惚れぬいて一緒になった紋、日本を追われた七之助をかばうミユキ、出張商社員につくす巴、多賀次郎と紋を親のように慕うモモヨ、大陸を共に放浪してきた国、同郷天草出身の福、紋を頼ってやってきたアカネ、そして前妻のキノも炊事婦として二十六番館に身を寄せている。

時は日露戦争前夜、多賀次郎と「からゆきさん」たちは、強い愛国心のもと、遠く離れた祖国と家族のために仕送りに精を出している。
当時の日本にとって、世界各地からのこのような送金は大きな収入となっていた。

ついに日本は日露戦争に勝利した。
しかし、時代の流れは、彼らの思いとは逆方向に流れ出す。

本国から派遣された男たちは態度を豹変させ、諸外国への体面を重んじた国は、娼館で働く女たちに送還命令を出すことになる。
国に見捨てられ全てを失った多賀次郎とからゆきさん。

「すきもきらいも、ひろうも棄てるも男の勝手。女はせつない。
でも、棄てられたら、棄てられたふりして、棄てかえせ。」

女たちは、すがる多賀次郎をシンガポールに残しさすらいの旅に出るのであった。

詳細は公式サイトで。
青年座「からゆきさん」公式サイト

(文:森脇孝/エントレ)


公演情報
劇団青年座 舞台「からゆきさん」

【作】宮本研
【演出】伊藤大
【出演】
綱島郷太郎 山﨑秀樹 嶋田翔平 石母田史朗 渕野陽子 安藤瞳 津田真澄 松熊つる松 椿真由美 森脇由紀 古澤華 田上唯 遠藤好 坂寄奈津伎 矢崎文也 勝島乙江 加門良 平尾仁 青木鉄仁 和田裕太 中野亮輔 小磯聡一朗

【日時】2015年11月14日(土)~11月23日(祝・月)
【会場】東京・紀伊国屋ホール

青年座「からゆきさん」公式サイト

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