2015.9.18  23

那須佐代子×上村聡史 舞台「悲しみを聴く石」が12月に風姿花伝プロデュースとして上演


左から那須佐代子・上村聡史
写真左は女優でシアター風姿花伝 支配人の那須佐代子。右は演出家の上村聡史。

女優の那須佐代子が支配人を務めるシアター風姿花伝のプロデュース公演「悲しみを聴く石」が12月11日(金)からシアター風姿花伝で上演される。演出は文学座の上村聡史。

 
シアター風姿花伝によるプロデュース公演の1本目として2014年に上演した舞台「ボビー・フィッシャーはパサデナに住んでいる」は第22回読売演劇大賞の優秀作品賞を受賞。演出を務めた上村聡史は最優秀演出家賞に選ばれた。故・扇田昭彦氏も『無残に崩壊する家族を描く、じつに細やかで、しかも壮絶な描写力に富む出色の舞台だ。』とこの作品を高く評価した。

そして今回、2回目のプロデュース公演は、アフガニスタン出身の作家、アティク・ラヒミが書いた、フランス文学界最高峰の賞ゴングール賞受賞作(2008年)「悲しみを聴く石」(原題:SYNGUÉ SABOUR)を上演する。
本作はイスラム社会における報復の連鎖と男女差別、その中で抑圧された性を描くことで、地域特有の問題を扱っている。戦争や男性社会に対する女性の怒りや悲しみ、そして求道・求愛という普遍的なテーマを描いた秀作だ。

演出を務めるのは1回目の「ボビー・フィッシャーはパサデナに住んでいる」に続き上村聡史。出演は劇場支配人でもある那須佐代子と、中田顕史郎、清水優。

「悲しみを聴く石」

STORY
現代、紛争の激しい地域。コーランの祈りを唱え続ける女。女の傍らには、負傷しもはや意識をなくし横たわっている夫。
回復の兆しが見られない夫に向かって女は語り始める。男の前では決して語れなかった積年の思いを。
激しさを増してゆく戦況、追い込まれていく精神、極限状態の中で女が辿り着く結末は・・・。

 
ストーリーを読むとなかなかハードな作品のようだが、今や決して他人事ではないテーマだと言えるだろう。
また、舞台「悲しみを聴く石」公式サイトの中にある劇場支配人・那須佐代子による【風姿花伝プロデュースvol.2にあたって】というコメントを読むと、彼女のこの作品にかける思いがひしひしと伝わってきた。きっと「ボビー・フィッシャー・・・」の時のような大人がいろいろと感じることができる、上質な作品が期待できそうだ。

詳細は公式サイトで。
舞台「悲しみを聴く石」公式サイト

(文:森脇孝)

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公演情報
舞台「悲しみを聴く石」

【作】アティク・ラヒミ 【翻訳】岩切正一郎
【演出】上村聡史
【出演】那須佐代子 中田顕史郎 清水優

【日時】2015年12月11日(金)~12月21日(月)
【会場】東京・シアター風姿花伝

舞台「悲しみを聴く石」公式サイト

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