2015.8.21  13

観月ありさ×渡部豪太! 女殺油地獄をモチーフにした舞台「GS近松商店」製作発表


観月ありさ×渡部豪太 GS近松商店
女殺油地獄をモチーフにした舞台「GS近松商店」の製作発表が行われ、作・演出の鄭義信、主演の観月ありさと渡部豪太が登壇した。

 
舞台「GS近松商店」は近松門左衛門の名作「女殺油地獄(おんなごろしあぶらのじごく)」、「曽根崎心中(そねざきしんじゅう)」をモチーフにし、関西地方のとある田舎町のさびれたガソリンスタンド(GS)を切り盛りしている人妻とその家族、そしてその人妻の元に通うようになった若者を描いた作品だ。
こちらの製作発表が行われ、作・演出の鄭義信、主演の観月ありさと渡部豪太が登壇し、意気込みを語った。【動画5分】

 

元禄時代から変わらない人間の愚かさと美しさ

作・演出の鄭義信

鄭義信(作・演出)
「前から近松の作品が好きだったということもあるんですけど、元禄時代に書かれた作品ですが、お金に縛られて堕ちていくという、ギリギリの状態になっていく人間っていうのを、すごく丁寧に描いていてなおかつそれが現代的であるっていうか。愚かで悲しくてそれでも美しい人間っていうのをGS近松商店で描きたいなと思っています。
もちろん、モチーフが女殺油地獄なので、観月さんと渡部さんには油まみれになって頂くのが大前提です。」

渡部豪太
「脚本のト書きにあるんですよね、油に足を取られるって。一行だけしか書いてないんですけどね」

観月ありさ
「その一行のト書きでどれくらいの油を使うのかっていう(笑)。
衣裳がその都度消えものになるかもしれないとおっしゃっていたので、かなりの量の油を被ることになると思います。」

鄭義信
「他にも歌舞伎の荒事っていうか、舞台の上に軽トラックを乗せたり、花道をオートバイが通り過ぎたりといったこともいくつかあります。歌舞伎のような様式美っていうよりは、現代につながる精神性っていうのを表現できたらいいなと思っております。」

これまでのイメージとは違うガソリンスタンドのおかみ役

舞台「GS近松商店」観月ありさ

観月ありさ
「鄭さんからこのお話を頂いたときにすごく意外で、鄭さん私のことを見てくれていたんだなという感じがして、すごくうれしかったです。私はガソリンスタンドのおかみの役で、一番保守的な役というか、この家族の中でも一生懸命切り盛りをしようとしたりして、とても真面目な役です。町を出ていきたいという気持ちがありながらも臆病でなかなか出ていけなかったりとか、ちょっと内向的な役だなと思いました。
わりとテレビドラマとかでは物をハッキリ言ったりする役が多いので、これまでとは違うイメージの役だなとは思っています。」

舞台「GS近松商店」渡部豪太

渡部豪太
「各現場の共演者の方に『鄭さん厳しいからね~』と言われました。私が演じる役はくすぶっている若者なんですね。脚本に書かれているのはブランク、つまり空白が多すぎるんです。なので、今日は鄭さんを質問攻めにしようと思っています。このGS近松商店は以前にも上演された作品で、脚本がとてもシンプルかつ大胆だと思います。今回の我々にしかできないようなGS近松商店を作っていきたいと思います。」

GS近松商店


また、本作は全編関西弁で、かつ大阪で上演されるということで、関東出身の2人としては、そこも越えなければいけない課題のようだった。
生きるということは? 人間の存在とは? そんな根源的なテーマを投げかける作品になりそうだ。

詳細は公式サイトで。
舞台「GS近松商店」公式サイト
ぴあでチケットを購入する

(撮影・編集・文:森脇孝)

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公演情報
舞台「GS近松商店」

【作・演出】鄭義信
【出演】観月ありさ 渡部豪太 小島聖 姜暢雄 朴璐美 みのすけ 星田英利 山崎銀之丞 升毅 石田えり ほか

2015年9月27日(日)~10月14日(水)/大阪 新歌舞伎座

舞台「GS近松商店」公式サイト

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