2015.2.23  85

秋山莉奈×伊藤ヨタロウ×堀越涼(あやめ十八番)/「うさぎとシーラカンス。」稽古場取材


ehonの葛木英が脚本を務め、
あやめ十八番の堀越涼が演出を手掛ける舞台「うさぎとシーラカンス。」が
2月26日(木)から下北沢の駅前劇場で上演される。

 
出演は伊藤ヨタロウ、秋山莉奈、加藤啓に加え、
板垣雄亮、劇団鹿殺しの傳田うに、大竹沙絵子、
クロムモリブデンの花戸祐介、金子侑加など小劇場でも
おなじみの俳優が集まった。

演出はあやめ十八番の堀越涼。
昨年参加した「クォータースターコンテスト」では優秀作品賞を受賞するなど、
若手実力派の注目株だ。

クォータースターコンテスト 優秀作品賞受賞作「江戸系 紅千鳥」
 

葛木英が書き下ろした今回の脚本はどのようなものなのか、
伊藤ヨタロウ、秋山莉奈、演出の堀越涼の三氏に稽古場にて話を聞いた。

葛木英×堀越涼「うさぎとシーラカンス。」
写真左から秋山莉奈、伊藤ヨタロウ、演出の堀越涼

 
本作のストーリーは?

堀越「伊藤ヨタロウさんに、よしながという役を
   秋山莉奈さんに、ましろという役をやって頂くんですけども、
   よしなが(伊藤ヨタロウ)は古書店を開いておりまして、
   よしなが と ましろ(秋山莉奈)は一緒に暮らしている、けれども親子ではない。
   ましろは よしながのことをおじさんって呼んでいる。
   そして、ましろは結婚という大きなイベントを控えている。

   また、ましろは作家をやっているというのが一つ、大きなストーリーで
   自分の心境の変化を本の世界で表現していく。
   それが、いわゆる会話劇の中に差し込まれていくというような
   劇構造になっています。」

伊藤「どこまでが彼女の、ただの想像の世界なのかなんなのか
   わからないけども、
   ある意味、女性的な世界が色濃いストーリーですね。」

秋山「私、長せりふがあるじゃないですか。」

堀越「そう!期待しててくださいね。長せりふがあるんですよ!」

長せりふについて語る秋山莉奈
長せりふについて語る秋山莉奈

秋山「すごい感情的な長せりふで、
   それを録音して何回も自分で聞くんですけども
   聞いているうちにどんどん負の世界に引き込まれていくんですね。
   女の持っている情念とか、複雑な繊細な部分とかが全部、
   ましろの感情として出ている。
   たぶん、作品自体はそこまで重たくはないかもしれないですけど、
   私の役はすごく重たい。」

堀越「基本的に僕はラブストーリーだと思っているし、
   多くの人はラブストーリーに見えるとは思いますけども、
   一筋縄ではいかないラブストーリーを書いてくださったので、
   そのまま本の良さを伝えられるように、
   プラスアルファで何かできるように、今お稽古を頑張っているところです。」

 
出演者について

うさぎとシーラカンス
写真右は共演者の加藤啓

堀越「ましろの婚約者で、
   結婚の許しをよしながに請いに来る役を加藤啓さんが演じています。
   加藤さんは舞台というものに非常に慣れていらっしゃるので、
   出てくるだけで場がピリッと引き締まるような、
   そういうスパイスを持ってやっていて頂いています。」

伊藤「もう一人、殿様ランチの板垣さん。」

堀越「そうですね。(自身の劇団の)作・演出をやっていらっしゃる方ですね。」

伊藤「年上だね。」

堀越「そう、年上の男性が3人もいらっしゃる現場って
   怖いですよ、それは!」

秋山「堀越さんが演出つけている時、面白いですよね。」

堀越「俺?」

秋山「こうやってフリーズして・・・、良い!とか言って」

伊藤「はははは!」

秋山「すごい興奮すると、イスの上に立っちゃって
   すごい上からこうやって見て、
   『いいね!それ!!』とか」

演出・堀越涼のしぐさをマネをする秋山莉奈
演出・堀越涼のしぐさをマネをする秋山莉奈

堀越「一般的に演出家っていい時に褒めないの!
   褒められたくないですか?」

伊藤「いや、みんな褒められたいよ。」

堀越「褒められたいでしょ。
   僕、俳優やっているから、
   いい時に、演出家ってスルーするじゃないですか。
   ダメだしをしないっていう方法で褒めるから。」

2人「うんうん」

堀越「じゃなくて、
   いいものはいい!
   悪いものは悪いって言っていくスタイルなんですよ。」

伊藤「なるほど、それは役者をやっているからね、やっぱり。」

秋山「演出の仕方がピリピリしてなくて楽しい。
   明るいの稽古場が。」

伊藤「そうだな」

堀越「良かった・・・。絶対放送してください。」

 
どんな舞台にしたいですか?

笑顔でインタビューに答える伊藤ヨタロウ
笑顔でインタビューに答える伊藤ヨタロウ

秋山「今回の話って、
   まあラブストーリーなんですけど、
   ありそうで無い話。
   見てスカッとするとかそういう話ではないんですけど、
   モヤっとでも、何かお客様の心に残せたらいいなと思って
   お芝居頑張って作りたいと思います。」

伊藤「伊藤ヨタロウはいぶし銀のようだ言われたいですが、
   何とかそこまで持ちこめるように頑張りたいと思います。」

 


 
話を聞くにつれ、俳優たちが葛木英の書いた劇世界を
楽しんでいるように感じられた。

ややナイーブな関係性の登場人物たちをどのように物語に息づかせるのか、
あやめ十八番・堀越涼の手腕に期待したい。

本作は2月26日(木)から下北沢・駅前劇場で上演される。

(撮影・編集・文:森脇孝/エントレ)

 

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公演情報
SCARLET LABEL 第2回公演「うさぎとシーラカンス。」

【脚本】葛木英 【演出】堀越涼
【出演】伊藤ヨタロウ 秋山莉奈 加藤啓 板垣雄亮 傳田うに 大竹沙絵子 花戸祐介 金子侑加

2015年2月26日(木)~3月3日(火)/東京:下北沢 駅前劇場
前売 4,000円 /学生 2,600円 /高校生以下 1,000円


関連情報
あやめ十八番『江戸系 紅千鳥』/QSC3エントリー動画


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